2024年9月 7日 (土)

四等三角点「南幌」

 南幌町の三角点めぐり第3回、最後に市街地外れににあるその名も「南幌」へ。探訪日は同じく2024年8月2日。

 「十号」のある交差点から南十一線をさらに1ブロック北東に行くと国道337号との交差点に出る(D地点)。ここを右折してまっすぐ南下すれば1キロほどで南幌市街地にはいる。ぼくは南十一線をさらに進んだ先の「七号」のようすを見たかったので少し遠回りしたが、いずれにせよもう市街地は近い。市街地を縦貫する国道のちょうど中心部あたりに南幌消防署があり、そこに同名のバス停がある。夕鉄バス、JRバス、中央バスの3本のバス停が並び立つ要衝だ。江別からきらら街道を来る夕鉄バスと北広島駅からくるJRバスは、いずれもH→I→E→Jを経て南幌ビューロー(観光物産館)へ向かう。中央バスは栗山行きの高速バスで、国道をD→I→Eと通る。そしてここが「南幌」の最寄り停留所で歩いて10分ちょっとだ。停留所近くの交差点(E地点)のすぐ先に信号交差点があるのでそこを左折する(F地点、ローソンの角)。北東方向へ南幌神社の横をとおり、道道を渡ってさらに200 mくらい行くと右手に民家の取り付け道があり、道路からも郵便受け横に三角点の黄三角ポールが立っているのがみえる。その根元に標石がある。

 点の記によれば、ここは1979(昭和54)年の設置。点名の「南幌(なんぽろ)」は町名そのままだ。ちなみにこのあたりは古くは幌向村だったが、1962年の町制施行とともに南幌町となった(当初は「みなみほろ」と読んでいたが1966年に「なんぽろ」に変わった)。

〇四等三角点「南幌」
 北緯 43°04′04″.4976
 東経 141°39′45″.6836
 標高 (m) 11.93

 

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南幌消防署前バス停(北西方向)

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バス停前から南方向(E地点、先にF地点の信号が見える)

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ローソンの角を曲がった北東方向(F地点)

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右手の民家入口

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取り付き路(矢印のポストの陰に三角点)

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全景

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標石

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位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

 

 

2024年9月 6日 (金)

四等三角点「十号」

 南幌町の三角点めぐり第3回、「南十線」の次は1キロほど東にある「十号」へ。探訪日は同じく2024年8月2日。

 「南十線」から南十線(道路)を1ブロック北東に進み、西十号との交差点を右折する(B地点)。で、南東向きに1ブロック歩いて南十一線との交差点を左折する(C地点)。要は碁盤の目に区切られた開拓農地をジグザグに進むのだが、どこを歩いても景色が変わらないので、うっかり曲がり道を通り過ぎたり間違えたりする。実はこのときも曲がるべき交差点(C地点)を行き過ぎて、幌向運河を渡った先まで歩いて、あれれと確かめて引き返すことになった。GPSがないとどこにいるかわからなくなりそうだ。後から写真を見てもみんな同じに見える。左折した南十一線を1ブロック進んだ西九号との角(北側)が三角点位置だ。しかしあたりは一面の草むらで分け入るのも困難なくらい。よくみると先端を赤く塗った目印平杭が立っていて、そこに「Ⅳ 十号」と書かれているのを見つけた。ここらあたりだなと行ってみたら、杭の根元は大きな丸石がごろごろしている。保護石のようにもみえるが、固定されてないので違うようだ。その周囲の石を動かしたり、草をかき分けたりしてみたが、残念ながら標石は発見できなかった。杭があったからまあよしとしよう。

 点の記によれば、ここは1951(昭和26)年の設置で、その後1984(昭和59)年に移転となっている。点名の「十号(じゅうごう)」は道路名から採られているのだろう。このあたりはこういう点名が多いが、せめて西十号にすればいいのに西が省略されてますます没個性になっている。そのうえ、ここの存在地は南十一線と西九号の交差点であり、そもそも十号ではない。たぶん元々の設置位置はもっと西寄りの西十号の方にあったのだろう。

〇四等三角点「十号」
 北緯 43°04′26″.2173
 東経 141°38′13″.7254
 標高 (m) 4.76

 

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「南十線」から北東方向

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西十号との交差点(B地点)

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右折した南東方向(B地点)

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南十一線との交差点(C地点)

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左折した北東方向(C地点)

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西九号との交差点(矢印あたりが三角点位置)

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草むらの中に目印杭がみえる(矢印)

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近くへ寄る

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根元あたりのごろ石

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位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

2024年9月 5日 (木)

四等三角点「南十線」

 南幌町の三角点めぐりも第3回。やっと町内中心部へ到達した。まずは幌向運河沿いの「南十線」へ。探訪日は2024年8月2日。

 前回乗ったのと同じ夕鉄バスを晩翠バス停で下車。ここは南幌温泉近くの晩翠工業団地にある。すぐ近くが南幌市街地へ向かうきらら街道と南十線の斜め交差点になっている(A地点)。きらら街道を少し行った右手の横道角が旧夕張鉄道晩翠駅跡で、道路際の草むらに簡素な標柱と説明板が立っている。遺構のようなものは一切ない。交差点から南十線を北東方向に進み、途中国道337号の付け替え(道央圏連絡道)工事を横切り、バス停から1キロほど先で幌向運河を渡る。渡ってすぐ右手に脇道があり、その左側の草むらに三角点がある。草に埋もれているが、よくみると折れた標柱と丸い金属標が埋まった標石が顔を出している。

 点の記によれば、ここは前前回に行った「南八線」「西十三号」と同時期の2005年の設置で、様式も同じく金属標埋設軽量標石となっている。点名の「南十線(みなみじゅっせん)」が道路名から採られているのも同じ。

〇四等三角点「南十線」
 北緯 43°04′19″.2902
 東経 141°37′19″.2265
 標高 (m) 5.74

 

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晩翠バス停

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交差点の南幌市街方向(A地点、矢印が晩翠駅跡)

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道路際の晩翠駅跡説明板

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交差点の北東方向(A地点)

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国道337号付替え工事を横切る

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幌向運河を渡る(上流方向)

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すぐの右側脇道

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脇道の左手草むらの中(矢印が三角点位置)

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反対側から道路方向を見る(矢印に三角点)

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全景

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標石

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位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

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