2022年12月 2日 (金)

二度読み

 数日前に話題にした「ゴミと罰」。読み終えて感想を書き、ブクログに登録しようとして、あれ。すでに登録済みとなっている。変だなとみてみると2013年8月5日に読み終えている。そこで初めて気づいた。昔読んだんじゃん、これ。全然覚えていなかった。ぼくは粗忽者なので、以前にも一度読んだ本をまた買ったり借りたりしたことは何度かあるが、そういうのは読んでみると気づくものだ。今回のように読み終わって感想を書いてもまだ気づかないというのはさすがに記憶にない。
 いや記憶にないだけかも。ブクログに登録してある分などたかだかここ13年ほどだし、それ以前に何十年もの間読んだ本の記録は散逸している。当然記憶もあやしい。まあこういうのは割り切るべきなのだろうな。しかし、インパクトのある作品だったらさすがに覚えているだろうから、忘れてしまうほどしょうもない作品だったわけで、そのしょうもない作品を時間かけて二度も読んでしまったというのはなんだかなあ。
 せっかくなので2回分の感想を並べてみた。上がブクログ登録済みのもの、下が今回書いてお蔵入りしたもの。いかにどうでもいい作品かがわかって落ち込む。

2013年8月5日★★★☆☆
 主婦ミステリ?そんなジャンルあったかな。家庭ものというわけではないし、ご近所ものか。主人公のジェーンと相手役の隣家のシェリイの他に6人の近所の主婦が登場。そのさなかに派遣掃除婦が掃除中に殺されるという事件が起こる。通り魔殺人でないとしたら、犯人はこの界隈の住人、というわけで警察そっちのけでジェーンとシェリイが探偵のまねごとを始める。その過程で次々に明るみに出る意外な事実。
 もっとも怪しくない者を探せという定石通りの結末はあまりに見え見えで、そこへいたる筋道もあまり感心しない。ユーモアミステリというほど笑わせてくれるわけでもなし、万事に中途半端。名作をもじったタイトルも浮いてるとしか思えないんだけど。

2022年11月21日★★★☆☆
 人を食ったタイトルは原題の直訳というから振るっている。私生活を嗅ぎ回っていた派遣掃除婦が殺されるという事件だから内容とも合っているし。最近老人施設だの地方大学だのの狭い社会でみんな知り合いの中での事件を、警察そこのけで住人が首を突っ込んで突っつきまわすと、いうストーリーを立て続けに読んだけど、これもまさにそのパターン。ここでは主婦が主役で奥さんたちが警察を尻目に、独自の捜査に乗り出す。終わってみれば、あ、やっぱりねというお約束の犯人で、丸見えとはいわないが伏線も弱いし、ミステリとしては平凡。というか何度も書いているように、こういうのは素人探偵たちののん気な警察を巻き込んだドタバタが読みどころなのだろう。シリーズものだから連続ドラマみたいなお手軽ものというわけだ。

 

221202 
2013年8月頃のブクログ本棚

 

2022年11月30日 (水)

2022.11月の総括

 今年の11月も雪が遅く、昨年の記録に並ぶのではというくらいだったが、結局、初雪は11月16日だった(昨年は19日、平年値は11月1日)。その後もさっぱり降らずにこのまま12月になるのかと思ったら、最終日になって初めて積もり、最深積雪値2 cmを記録した。11月の最深積雪2 cmというのは18年ぶりの少なさだ、と昨年のエントリに書いてあったからまったく同じだ。雪が遅いからといってラクな冬になるかというと、そんなことはまったく関係がないというのは昨冬が証明している。昨冬の大雪にはぼくらも懲りたが、苦情が殺到した市や関係諸方面も懲りたようで、ここへきて今冬の除雪体制についていろいろと見直しが発表されているところだ。昨冬は特に降雪量が多かったわけではなく、降り方が悪かったということだが、そんなのは理由にならないので、今冬はしっかり対応してもらいたいものだ。

 個人的には、数値が示す通り可もなく不可もない一ヶ月だった。月初めに人間ドックを受診して、その結果が先日届いたが、これもほぼ例年通りだった。もちろんこの歳になれば例年通りというのを喜ぶべきなのだろうな。血液検査で一か所E判定がついて一瞬えっと思ったが、よく見るとEというのは治療中の項目で、2月からスタチンの投与を始めたことによるものだった。いずれEばかりが並ぶようになったらもう検診も意味なくなるわけだ。人間ドックももう23回目だけどいつまで続けるものかな。血液検査は定期的にやっているし、あとはがん検診くらいでいい気もする。

 11月の記録 (10月比)
  エクササイズ日数 29 (+1)
  走行距離 (換算km) 175.5 (-1.7)
  総エクササイズ (Ex) 212.8 (+3.6)
  体重 (kg) 65.7(+0.3)
  体脂肪率 (%) 15.1 (+0.2)

 

221130 
定点観測

 

2022年11月29日 (火)

オルリスタット

 日本ではじめて抗肥満薬が処方箋なしで対面販売可能にというニュース。へえと思ってみたら、何のことはないオルリスタットのことだった。久々に懐かしい名前を聞いた。 
 オルリスタットは食物中脂質の主成分であるトリグリセリドの加水分解をおこなう酵素リパーゼの特異的阻害剤で、脂質の消化吸収を抑える働きがある。脂質成分の吸収が抑えられるので、過剰摂取による肥満を改善することができる。すでに外国では以前から販売されていたものが、このほど日本でも広く入手可能になるというのだ。

 食物中の脂質や糖質の過剰摂取は肥満のみならず種々の生活習慣病の原因になるので、それらの消化吸収を抑える薬品や健康食品がいろいろと出回っている。しかしいろいろな有効成分が知られている糖質と異なって、脂質に関しては活性の高い有効成分がほとんど知られていない。ぼくも現役時代に、いろいろな天然素材から糖質や脂質の消化吸収阻害成分の探索を行ってきたが、こと脂質に関しては目立った成果が得られなかった。
 水に溶けない脂質(トリグリセリド)を界面活性剤でミセル状に分散させて働くリパーゼは、反応系をきちんと確立するところから苦労したものだ。そのときにポジコン(陽性対照)に使ったのがこのオルリスタットだった。当時はもちろん国内では入手できなかったので、海外のサイトから直接個人輸入して用いた。できるだけまともそうなサイトを選んだつもりだったのだが、その後しばらくは何やら怪しげなドラッグのDMがたくさん届いて閉口したおぼえがある。

 それはともかく、このオルリスタットはよく効いた。こんなに阻害効果の高いものを不用意に摂取したら危ないんじゃないかと思うくらいだ。事実、そのころからネットでは悲惨な事例がいろいろ報告されていた。記事にも「脂肪の排泄(はいせつ)量が増え、下痢などになることがある」と書かれているが、そんなものでは済まないかもしれない。使用される方はくれぐれもお気をつけて。

 

221129 
オルリスタットの製品(ケンコープラスHPより)

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