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2010年2月18日 (木)

「六地蔵河原の決闘」

★★★★☆。また時代がかったカバー絵だなあ。もっとも時代小説なんだから当然ちゃ当然なんだけど。
佐藤雅美は好きな作家で、文庫で出ているシリーズは「八州廻り桑山十兵衛」、「縮尻鏡三郎」、「半次捕物控」、「物書同心居眠り紋蔵」みんな読んでいる。どれもおもしろい。終わってしまったが、「啓順」シリーズももっともっと読みたいと思うくらいおもしろかったし、当たり外れがない。
同じ人が書くのだからあたりまえだが、雰囲気や主人公の言葉づかいとか物腰がよく似ている。「~ですねえ」、「~したよなあ」、「そこをなんとか」、なんていう語り口も一緒。あれこれ読んでいるとごっちゃになる。もともと肩肘張って読むようなものではないから別に困らないが。
八州廻りとは関東八州を見回る仕事で、江戸では端役だが田舎では顔が効き、土地土地の道案内(手下)を使って事件を解決して歩く。事件そのものは他愛もないもので、謎解きもチャンバラもほとんどない。十兵衛が小者を連れての道中や江戸に帰って自宅や奉行所でのやりとりを楽しむべきもので、事件のつながりにあまりに都合のよい暗合なんかがあってお手軽すぎると文句を言うのは野暮というものだろう。
本作でも表題作であわやというときに馬上勇ましく登勢があらわれたり、八重の密会にやきもきしたりと楽しませてくれる。

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