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2010年2月 4日 (木)

「牡丹酒」

★★☆☆☆。なんかなあ。前作の「深川黄表紙掛取り帖」がなかなかよかっただけに失望が大きい。
それぞれ異才をもつ蔵秀、雅乃、辰次郎、宗佑の4人が繰り広げる仕掛け。京極夏彦描くところの「前巷説百物語」のゑんま屋の大仕掛けには及びもつかないが、それでも1作目はそれなりに楽しめて先行き楽しみだった。それがこれだもんなあ。
長いだけで話が平板。渡る世間に鬼はなく、トントン拍子を絵に描いたようで盛り上がりも見せ場もない。しかも肝心の仕掛けが大行灯だけではなあ。唯一はらはらさせるべき重要な役回りの八十吉もこうも簡単に寝返ったのでは話にならない。山本一力も期待して何冊か読んだけど、ちょっと底が浅いかなあ。もうやめよう。
唯一、司牡丹がいかにもうまそうに書けてるところはさすが筆力というものだろう。たまに日本酒もいいなあと思わせる。でも先日の献血の分析結果が来てγ-GTPが上がったから少し控えねば(泣)。

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