« そんなベートーベンで良いのなら | トップページ | CF-R9到着 »

2010年3月20日 (土)

「凍える島」

★★★☆☆。うーん、ちょっと微妙なところ。
ひょんなことから、全然知らなかった近藤史恵を読んでみることにした。で、まず選んだのがこの出世作(?)。
交通が途絶した孤島で起こる連続殺人事件、とくればもうあまりにも使い古された定番の設定。犯人が最初から絞られてしまうので、よほど新しみを加えないと意外性を盛り込むのは難しい。そうと知りつつ挑むのが著者の心意気というものか。この作品についていえば、最後に二転三転するところはなかなかうまくできているかな。
ちょっと反則っぽいところもあるけれど、限定された設定からすればまあ許容だろうか。星四つにしてもいいかもしれないけれど減点したのは、たぶんぼくが独特の文体に慣れていないせいだろう。今風の若い作家(といってよく知らないんだけど)みたいな、短文を積み重ねる余白の多い文章は作風だろうからいいとしても、ビイル、フルウツ、モォタァボォトには閉口する。それでいてショートピースだし。
しかし、主人公が「あやめ」には驚いた。つい最近「あやめ横丁」を読んだばかりだったので。時系列ではこっちが古いから、宇江佐真理は知っていたのだろうか。

« そんなベートーベンで良いのなら | トップページ | CF-R9到着 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

CLICK !

  • おもしろ有機化学ワールド



twitter

2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ