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2010年3月19日 (金)

そんなベートーベンで良いのなら

たった2日間留守しただけなのに問題が山積、は大げさにしても、メール処理だの代理を頼んでおいた会議等の後処理だのなどにほとんど1日がかり。これでも急ぎのメールは出先からBBBで片づけておいたんだけど。こういうあまり生産的とはいえない仕事に追われまくった日の夜に札響の定期がある、というのは神の配剤としか思えない。
月に1回の定期演奏会は驚くほど早くやってくる。もう1ヶ月たったのかという感じ。会場が遠いので、職場を18時過ぎには出ないと間に合わない。しかも終演が21時を過ぎると家に帰りつくのが22時半。それから風呂やら遅い夕食やらで、あっという間に日付が変わる時間になってしまう。金曜夜だからいいものの、いや金曜夜だからこそもうちょっとのんびりしたい気もすることも。
といいながら、また来期も定期会員を継続してしまった。正直おっくうなこともあるけれど、月に一度くらいは世俗を離れてぼーっと音楽に身を任せることがあってもいいよなと思う。過去への扉、未来への扉をとりあえずパタンと閉ざし、今、この瞬間だけは何もかも忘れて心地よい音の洪水に浸る。そういうときに今夜のラフマニノフの第2交響曲はなんと恰好のプログラムだろうか。

定期演奏会のしおりに毎回載っている楽団員の座談会に、今月は定演の練習風景が語られていておもしろい。昨年10月定期に客演したゲルハルト・ボッセの練習の時にちょっとゆるんだ演奏をしていたところ、「そんなベートーベンで良いのなら私を招ばないでくれ」とピシャッと言われたそうな。87歳の老匠にこう叱咤されたら団員は襟を正さずにはいられまい。あの若々しく躍動感溢れ、一点のゆるみもない交響曲7番の演奏がまざまざとよみがえる。

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