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2010年3月 8日 (月)

宿題

外国語教育の在り方検討ワーキンググル―プというのがあり、そこでの議論の参考に読みなさいということで先週末に本が3冊どんと届いていた。ややこしい話だが、ここでいう外国語教育というのは外国語「の」教育ではなく、外国語「による」教育の意味だ。このWG名を素直に読むとそういう意味にはとれないのは、ぼくの頭が悪いのではなく命名者の日本語力がおかしいのだと思う。それはともかく、「の」にせよ「による」にせよそんなWGになんでぼくのような不適切な門外漢がはいりこむことになったのかが不思議でしょうがない。関係者は日本語力のみならず人を見る目ももっていないとみえる。大学内のWGは多く、ぼくがいま加わっているものだけでも10近くあるから、全体でどれだけの数あるのだろう。そうなると悠長に人を選んでいる手間暇はないのかもしれない。

話がそれた。ぼくは本を読むのは好きな方だが、たぶん大方の人がそうであるように基本的に好きな本しか読まない。して、このブログを見ていただければおわかりのとおり、その性向は非常に偏っている。どれだけ売れようがハリーポッターも1Q84も読んだことはない。仕事で必要な本やら資料を読まなければならないこともあるけれど、だいたい好きなことを仕事にしているわけだから、そういう場合もたいていは喜々として読むことが多い。なのでこういう持ち出され方は迷惑当惑以外の何物でもない。仕事の一部なのだから我慢して読みなさいといわれれば一言もないが、本を読む時間は有限であり、どうせならもっと面白い本を読みたい。

とはいうもののWGの会合が明日に迫ったので半日かけて宿題消化。「英語教育はなぜ間違うのか」は新書だけあって読みやすく、すぐ読めるし、わかりやすい。これ1冊読めば用は足りる。「英語教育が亡びるとき」はハードカバーで活字が小さく、一部二段組みになっていて内容がぎっしり。おまけに副題にイデオロギーとあるように政治的な内容をかなり含んでいる。でも読んでみると共感する部分も多く、もっと時間があればちゃんと熟読したい気になる。まあしないだろうけど。一方、「危機に立つ日本の英語教育」はシンポジウムを本にしたものなのでオムニバス。この種の本の例にもれず通読に耐えるものではない。パラパラっと拾い読みしておしまい。いずれも内容的には「大学(院)の授業を英語でする」というWGの議論とは論点がずれていて、半日つぶす必要があったかどうかは疑問。はあ。

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