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2010年5月 6日 (木)

挫折撤退の弁

 酒見賢一「陋巷に在り」(新潮文庫)、全13巻のうち4冊をやっと読み終えたところで撤退。おもしろい、とネットの評価は高いし、中島敦記念賞受賞というから定評ある作品なのだろうけど、ぼくには向いていなかった。
 歴史物は好きだし、中国物も大好き。中島敦は言うに及ばず、井上靖の西域物、吉川英治、司馬遼太郎、陳舜臣、宮城谷昌光、北方謙三、あれこれずいぶん読んだ。だから酒見賢一に手を延ばしたのは必然であり、13巻という長さにわくわくしながら読み始めたはずなのに。結局乗りきれぬまま挫折とあいなった。
 孔子、顔回と役者はそろっているし、ストーリーはおもしろいはずなんだけど、読んでちっともおもしろくない。なんなんだろう。巫術幻術の類いが嫌いなわけではないし、ファンタジーと思えばどうってことない。孔子はともかく、顔回や妤は十分に魅力的だし、ヒール役も多士済々で登場人物に不足があるわけでもない。息詰まる戦闘シーンもうまいと思う。
 ああそれなのに。かいもく訳がわからず釈然としないが、2,3冊ならともかくあと9冊も読み続ける気力が起こらない。そんな暇があれば他のもっとおもしろい本を読みたいと思ってしまう。つまるところぼくにはおもしろくないのだろう、結論として。

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