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2010年6月16日 (水)

男女同権

 というのは知る人ぞ知る太宰治の傑作短篇ね。未読の人はぜひ読んでから以下をどうぞ(笑)。
 「新型新幹線「さくら」、女性専用スペース充実 車内公開」。ほう、そう来たか。記事によると、「JR西が実施したアンケートで要望が多かった女性専用トイレと三面鏡などを備えたパウダールームを新設し、女性の旅をサポートする。」のだそうだ。
 新幹線の客層というと圧倒的にビジネスマンというイメージがある。実際に乗ってもそう感じることが多い。もちろん行楽客や旅行者もいるし、ビジネスウーマンだっているには違いないけれど、人数や利用頻度からいうと多数とはいえないような。九州へ行くと事情が違うのだろうか。いったい誰にどんなアンケートをとったのだろう。
 単なる移動手段で、目的地に早く着きさえすればよいと思っている大多数の用務客は、アンケートで望むことなどないのかも。せいぜいPC用のテーブル、電源に無線LANくらいか。もちろんそういうマストアイテムは当然新型新幹線には備わっているのだろうな。
 しかし、「女性の旅をサポートする」という言葉からは、有閑層の女性旅行者を取り込みたいという意図がうかがえる。これは鉄道に限らず、観光地の旅館などでも女性客にアピールしないとお客が呼び込めないなど、旅行業界一般にいえることだからいまさら言葉尻を捕えて目くじらをたてるほどのことではないが。
 JR北海道内の悠遊旅倶楽部という熟年向け優待会員。資格はなんと男性60歳女性50歳以上。ここまでくると露骨過ぎて腹を立てる気も失せる。平均寿命は男性79歳女性86歳というのを知っていてこういう設定にするわけね。男性はあと19年しかないのに、女性は36年も利用できる。ビジネス以外の男性旅行客なんて期待してませんよというのが見え見えだ。
 ちなみに、JR各社にあるジパング倶楽部は男性65歳女性60歳以上で、JR東のミドル会員は男女とも50歳以上が資格だ。なんと北海道の反動的先進的なことか。

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