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2010年7月 1日 (木)

「占い師はお昼寝中」

★★☆☆☆。
 はあ。こういう本をまじめに論評してもしようがないのだが。タイトルからして嫌な予感がしたらそのままだったというか。
 辰寅というのが主人公の名前。榎木津の探偵事務所の給仕じゃない使用人?てこんな名前じゃなかったっけ。まあいいけど。でも、本名は猫丸だろという感じ。思考パタンがそっくりだ。もちろん著者がすべて考えているのだから当たり前といえば当たり前。
 一見不可思議な状況にそれっぽい説明をあたえる、というのがこの手の連作短篇の常道で、一応の納得いく説明になってさえいればそれが真実だろうが見当はずれだろうが関係ない。単純に論理の可能性を楽しむべきものというスタンス。最近この手のものが多いような。馬鹿馬鹿しかろうがなんだろうが、もともと正解はないのだから書き放題。こんなので本が売れればそりゃ楽だろう。しかし、占い師という設定はちょっとひどくないか。まあ多少不可思議なことが身の回りに起こったとして、占い師に行くか。そこらあたりがあまりに安易すぎる。
 全6作すべて同じ調子で、どれかひとつくらいはというのが皆無というのもおそろしい。1作目の女の子と6作目の男の子がよく描けているのが、前にも書いたけど宮部みゆきを思わせるこの作者の美点ということで、大まけして星二つ。

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