去る者は追わず
「来るものは拒まず、去る者は追わず」という恩師の口ぐせを思い出してしまった。
辻元清美氏社民党離党のニュース。へえ。まあ本人の考えたことだから傍からどうこういっても始まらないけれどねえ。タレントの少ない弱小社民党にあって数少ない全国区の人材だったのに。自分はどこに出ても表舞台で活躍できるかもしれないけれど、残された政党がどういう状況になるか考えないのだろうか。そんなこと考えているようでは政治家としてやっていけないのか。なんたって離党新党結成ブームの昨今だからな。
ぼくはひそかに社民党を応援していて、最近の選挙では比例区・ブロックでは実際何度か投票している。大政党と連立して政権与党にならなければ政党としての意味はないというのも変な話で、野党だからこそできることだってあるだろうに。とはいえ、もともと組織力も支持基盤も弱い社民党もこうなると小粒でピリリという以前に、小粒過ぎてどこかへ消えてしまいそうだ。まあ大政党に有利な選挙制度になっているからしょうがないんだけど。
民主党に政権交代して、思ったほど大きくは変わらなかったけれど、以前よりはとりあえず多少マシにはなっていると思う。というか自民党時代がひどすぎただけの話ではあるが。だけど、まだまだ共産党、社民党には頑張ってもらわないとならないところだ。落ち目になったらスタコラ逃げ出す節操のない誰かさんはおいといて、芸能人やスポーツ選手なんかじゃなく、ほんとに「タレント」をもった野党人があらわれないものだろうか。