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2010年7月10日 (土)

「冥談」

★★☆☆☆。
 やっぱり「幽談」を読んでしまったあとなので。
 どこが違うんだろうか。というか、同じコンセプトの続編なのだろうな。体裁といいタイトルといい。となると、所詮は二番煎じ。
 さすがに語り口はうまいと思うし、それなりに楽しめはする。「柿」なんて厭だよねぇ。柿食べるたびに思い出しそう。けれど、京極物をもれなく読んでいるファンの目からすると、マンネリ感は否めない。それに、主題である不条理な怖さという以前に、今回はところどころ説明過多な理屈っぽさを感じてしまう。たとえば「予感」。
 なかでは「凮の橋」だろうか。郷浜、劫之濱などの地名が妙に北辺のリアリティを醸しだしている。橋にまつわる記憶と伝説も効いている。ただし不倫云々はまったく異質で違和感がある。エピソードを加えるにしてももう少し同質の色彩にできなかったものか。
 怪談はもういいから、そろそろ京極堂で勝負してほしいなあ。さんざん待たされている次作「鵼の碑」については、プロットや断片が漏れ聞こえてくるからもう間近のようだけど。


 今日のランニング。17.3km/109min。今月の累計距離61.6km。

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