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2010年8月24日 (火)

寝耳に「みずほ」

 「来年3月に直通運転が始まる山陽・九州新幹線で、すでに公表された「さくら」より短い3時間47分で新大阪―鹿児島中央間を結ぶ「みずほ」が運行されることになった。」
 まあ今日のニュースはこれでしょ、という感じだけどねー。これ朝刊1面に載っていたけど朝日の特ダネなんだろうか。
 「関係者の話によると」ということなので、JR内部からのリーク情報なのかもしれない。どう考えても特に「さくら」で博多~鹿児島中央直通開業を盛り上げたいJR九州にとっては営業的にプラスになるニュースとは思えないのだけれど。
 新大阪~鹿児島中央間を最速3時間47分で結ぶ列車を設定するのはいい。だけどなんでそれが「みずほ」なのという感じ。鳴り物入りで愛称公募やって堂々トップの得票で選ばれた「さくら」の立場はどうなるのだろう。あのとき「みずほ」は10位にもはいっていなかったはず。
 スピードが身上の新幹線なのだから注目は最速列車に集まるのは当然で、たとえば東京~新大阪間で「のぞみ」があるのにあえて「ひかり」を選んで乗る必然性はない。せっかくファン投票で「さくら」といういい名前つけてもらったのに、その上に「のぞみ」格の「みずほ」が横から押しこまれたのでは霞んじゃって可哀そう。
 誤解のないようにいっておくと、ぼくは「みずほ」という愛称は好きだ。元々の寝台特急時代は「さくら」や「はやぶさ」にかくれて地味ではあったけれど、廃止直前にはわざわざ乗りに行ったほど。和風でとてもいい名前だと思う。だけど、このケースは持ち出し方がよくない。渋いわき役だった「みずほ」の歴史に汚点を残すことになるのでは。
 来春の鹿児島直通に関してはJR西日本とJR九州の足並みがそろっていないという話だったから、この降って湧いたような話もそのあたりに原因がありそうだ。開業効果をそのまま受けるJR九と違って、JR西としては直通客がたくさん乗ってくれなければ自社線内の収益にはつながらない。なので大阪~鹿児島間で航空機との競争のボーダーラインといわれる4時間を切ることが至上命題だったのだろう。
 でも、「さくら」型車両で人気を集めるだろう「みずほ」の客の大半が新大阪から乗って博多で降りてしまったら、JR九は悲しいだろう。おかげで直通客が指定券を取りにくくなるなんてことがないといいけれど。いっそのこと山陽区間は新神戸はともかく岡山も広島も場合によっては小倉も止めなくてもいいんじゃないだろうか。そっちは「のぞみ」があるんだし。で、博多は下りは乗車のみ、上りは降車のみとする。夜行バスみたいに(笑)。

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