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2010年8月28日 (土)

「悪魔はすぐそこに」

★★★☆☆。
 よくも悪くも英国ミステリ、なんて違いが分かるほど読んでいるわけではないのだけれど。クリスティは別格として、以前よく読んでいたのはコリン・デクスター、それからあとは...、そもそも海外作品てあまり読まないからな。
 きちんとよく書けているし、意外性もあるし、大詰めの式典の緊迫感もいいと思う。絵になりそうなルシールとピーターの対照の妙にカレンとラウドンのペアがからんで、映像作品にしてもおもしろそう。難を言えば優等生的すぎるというか、あっと驚く飛躍がない。手堅いところが英国的なのだろうか。
 訳本にするのが難しかっただろうちょっとしたトリックがあって、そこが原著ならもっと自然なんだろうなと思うけど仕方のないことだ。数々の伏線とミスディレクションは一読しただけではわかりにくいので、犯人がわかってから再読しても十分に読み応えがあるというのが解説子の弁だ。さもあろうと思う。そういう精緻なミステリは他にもあるけれど、わかっていてもなかなか再読しようという気にはならないものだが。

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