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2010年9月 6日 (月)

秋刀魚

 食卓にサンマが載った。今年の初物だ。ちょっと小ぶりで脂の乗りも今ひとつだが、ありがたくいただく。これを食べないと夏が終わらない。
 好きな食べ物は、というような他愛ない質問をされることがある。パスワードを忘れたときの質問、みたいなやつとか。思いつくままに「ビール」と答える。ビールは食べ物かい、などとコンピュータは突っ込まないから大丈夫。
 好きなものはいろいろあるけれど、いろいろあるからかその中の一つをパッとすぐには思いつかないものだ。でも今なら即答できる。サンマ、それも旬のサンマの塩焼き。刺身でも蒲焼でもなく脂の乗った丸まんまの塩焼き。ぼくのサンマ好きは家族には知れ渡っているけれど、それ以外にはあまり話題にしたことがないので、「へえ~」度はかなり高いかも。
 例年、8月にはいるとそわそわしだす。サンマのとれる道東の港町に住む義父母がその年のはしりのサンマを産地直送してくれるからだ。その初物のサンマの塩焼きたるやまさに絶品。これが長年わが家の夏の終わりの風物詩だ。
 そのサンマが今年は記録的な不漁だというではないか。猛暑の高水温のせいとか疑われているそうだ。暑いのはがまんする。がまんするけど、おいしいサンマが食べられないのは困る。とても困るなあ。
 さんまといえば、「秋刀魚の歌」。ひとりさんまを食ひて思ひにふけったのは佐藤春夫。2週間ほど前に新宿駅で酔っ払いにぶつかられて線路に転落して電車に挟まれて亡くなった男性が、星槎大学学長の佐藤方哉さんで、春夫と谷崎潤一郎から譲られた妻千代の間の長男というから驚いたものだった。合掌。

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