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2010年10月 5日 (火)

「ボトルネック」

★★☆☆☆。
 なんか「死ねばいいのに」と相前後して読んだのは偶然にしてはできすぎとしか思えない。
 それはともかく、これ帯を見ると「このミス2010」作家別投票第1位なんだよね。さる書店でも大々的にポップで宣伝していたし。こんな低評価していいのだろうか。というか、正直言ってぼくには良さがわからなかった。米澤穂信は2冊目だけど、これでは次に手が出ない。
 解説にあるように「自分がこの世界に存在する意味を考える」という主題はよくわかるし、それを描きだすのにパラレルワールドをもってきたのも理解できる。だけど、消化しきれていない。練れていない。偉そうなことを書かせてもらえば、若書きというか習作の域を抜けていないように思う。表現力、語り口などで卓越した小説をつい最近続けざまに読んだせいで、点が辛くなっているのかもしれないが、登場人物、ストーリー、いずれをとっても、もうちょっとなんとかならなかったのだろうか。惜しい、ような気がする。
 青春ミステリの金字塔、なんてカバー裏には書かれている。そうなのか。ミステリかどうかはともかく、もっと若い感性をもった読み手が読めば受け取り方も違うのだろうか。とすればぼくはもう遅すぎるということなのかもしれない。たしかに、読む時期(年代)によって同じ作品が全然違って見えるということはあるからな。若い学生の感想を聞いてみたい気もする。誰か読んでください(笑)。
 今日のランニング。5.0 km/30 min。今月の累計距離 35.1 km。

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