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2010年11月30日 (火)

「セカンドウィンド2」

★★★☆☆。
 当然のことだけど、セカンドウィンド1の続編。前作を読んでから2ヶ月半がたっていたが、読み始めるとすんなり物語世界にはいりこめた。1では中学生だった溝口洋が高校生になって南雲学院高等部自転車部にはいり、そこでのレースやら葛藤やらが描き出されている。
 最初に読み始めたときは、正直だるかった。なんか緊張感がないというか、マンネリというか、まあ続き物の2回目だからこんなものか。でも、スランプに陥った洋が復活するラストあたりは、やはり読んでいて胸がすく爽快感がある。なので少し甘めに星4個かなと最初は思った。ただなあ、登場人物が増えてきたもののあまりに紋切り型でお手軽すぎないかなあ。澤村茜、池上美和子、あまりにあまりなような。中では洋と同室の後藤恒弘がいい味出していて笑える。
 ラスト近くの祖父さんの病院へ駆けつけるところで考える。ありがちな話だけど、実際に自分が祖父さんの立場だったら、ぼくだって洋を怒鳴りつけるだろう。自分が危急の目にあっていたとしても、まっとうな親なら子供に大事な仕事をほっぽり出してまで帰ってきてほしいとは思わないだろう。だから夜を徹して自転車漕いで駆けつけた洋は大馬鹿者だと思う。結果的にレースには間に合ったけれど、そのことでこういう愚行を美談にすりかえないでほしい。なので減点。
 あとは、肝心のレース結果をぼやかしたまま次へ続く、という手法も2度目になると嫌味だよ。

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