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2011年1月17日 (月)

「神隠し」

★★☆☆☆。
 時代物はぼくの好きなジャンルのひとつで、山本周五郎、藤沢周平、池波正太郎あたりから最近では佐藤雅美とか宇江佐真理とか、よく読んでいる。この分野は需要が多いとみえて、まだまだ知らない作家が膨大な数の作品を書いている。で、新規開拓ということで、たまに初めての作家のものを読んでみたりするが、それがなかなかだ。山本一力は4,5冊で飽きちゃったし、風野真知雄も少しご無沙汰している。
 と前置きが長い。で、なんでこれを選んだのかといわれても深い理由はない。気まぐれか。そんな軽い気持ちで掘り出し物を引き当てるほど世の中甘くないよな。まあ、軽い。パーっと読んでポイと捨ててしまう。後に何も残らない。そういう需要もあるんだろうな。列車や飛行機に乗る前に、売店で買って、読み終わらなくても着いたらポイ。書物は端坐して読むものという決まりがあるわけではないから、それが悪いわけではない。要は適材適所なわけだから。
 ずいぶんけなしたけど、秋山久蔵、悪くないよ。勧善懲悪、世の中の形式的な決まりなど無視してバッタバッタと悪人をやっつける。痛快だ。でもそれだけ。619円の価値があるかというと考えてしまう。つくりも杜撰だ。第三話の女の子の名前が美代になったり美奈になったりする。作者も作者だし編集者も編集者。読み直してるの、やる気あんの、という感じ。一事が万事お手軽なんだよな。まあ買って文句言う方が間違ってるんだろう。

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