« 始動 | トップページ | 月と木星 »

2011年2月 6日 (日)

「フレンチ警部とチェインの謎」

★★★☆☆。
 まさに古き良き時代。井上勇の訳がまた時代を感じさせる。現実感はまるでないが、これはこういう物語なのだと思って読めばそれなりにおもしろい。フレンチ警部お得意のアリバイ崩しは出てこないで、しいていえば暗号物ということになるのだろうが、その暗号も物語の最後の方でやっと実物の絵が出てくるくらいで、その解読が主題となっているわけではない。そういう意味ではミステリというよりサスペンスといったほうがいいだろう。
 実際、前半のかなりの部分は謎の文書をめぐるチェインと悪党どもの活劇(という古い表現がぴったり)で、そこにメリルという勇敢な若い娘の協力者があらわれて、2人で悪者に立ち向かうという筋書き。フレンチ警部が登場してからも頭というよりは地道な足での捜査が主体で、悪人どもの行方を追いかけ、最後は絵にかいたようなハッピーエンドでめでたしめでたしと。最後の富の分配とかこんないいかげんでいいのか、など細かい点に目くじらを立てるほどの作品ではないだろう。でも「復刊フェア」で大々的に復刻するほどのものでもないような。
 クロフツのフレンチ警部物も何を読んで何を読んでないのかもうわからなくなっている。クロフツに限らず昔読んだものはみなそうだ。読書ノートなどという気の利いたものはつけてないしな。年に100冊読むとして30年で3000冊。憶えきれないよ。
 昨日は意気軒高だったのに、今日は風が冷たくてつらかった。こんな日は屋内でバイク漕ぐ方がいいや、ってか(笑)
 今日のランニング。10.7 km/75 min。今月の累計距離 21.2 km。

« 始動 | トップページ | 月と木星 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

CLICK !

  • おもしろ有機化学ワールド



twitter

2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ