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2011年6月24日 (金)

「眠りの森」

★★★☆☆。
 加賀恭一郎シリーズ第二作。前作は「卒業」なのか。う~ん、だからというわけではないけれど、なんとなく若書きという感じが。若書きが悪いというのではない、というか個人的にはそういう青臭さは好きな方だ。だから、ここでの加賀のがんばりは応援したくなる。最後に「君が好きだから」ときたよ。くっそう、こんなことが言える若さがうらやましい。この恋の行く末ってどうなったのだろう。ぼくはこのシリーズの先の作品を全然読んでないのでわからないのが残念。
 それはともかく、事件全体の設定にはちょっと無理があると思う。トリックにしても往年の名作品に比べれば見劣りがするのはしかたがない。バレエに打ち込む登場人物たちの一途さ、そこにからんでくる加賀の一所懸命さはすがすがしい。そしてニューヨークでのできごとは人を愛することのかなしさに泣けるけれど、ミステリとしてはまあ習作のようなものだろう。でも、物語としてはこの結末は悪くない、なんてのはぼくが甘いんだろうか。加賀は別に好きじゃないんだけどな。悪いか(笑)。

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