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2011年6月14日 (火)

「当たるも八卦の墨色占い」

★★★☆☆。
 縮尻鏡三郎シリーズ第5作。毎度書くように佐藤雅美はいろいろのシリーズを書き分けていて、それが微妙に似ているのでごっちゃになっているせいか、まだ5冊目なのという感じ。大番屋元締の主人公拝郷鏡三郎が、いろいろのツテで持ち込まれるさまざまなゴタゴタを解決する。というか3日と開けずに通う行きつけの飲み屋くじら屋で飲み仲間の臨時廻り梶川三郎兵衛、刀法指南羽鳥誠十郎とあれこれ話しているうちに自然に解決するというか、まあそういう他愛のない繰り返し。可もなく不可もないといってしまえば身もフタもないが、もとより端坐して読むというしろものではない。
 このシリーズの今ひとつの主題は、手習塾時習堂の女座の先生をしている1人娘知穂の行く末だろう。出戻りながら気が強くて一筋縄では扱えない。今回も父親をあれこれ心配させつつなんとか再縁にこぎつけかけたものの...、という結末になっている。まあ、それにしてもそうそう内容的に変わり映えもしないのは事実。意外性やハッとする感動にはほど遠い。これもそろそろ卒業かなあ。

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