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2011年7月14日 (木)

「藩校早春賦」

★★★★☆。
 時代小説幅広げ企画その2。というわけでまたまた初めての作者を手に取ってみた。これもAmazonのリストマニアから。軽い読み物という感じですぐ読めてしまう。まあいいんじゃないかな。本好きの中には、読んでも何も残らないものはちょっとという人もいるけれど、ぼくは間口が広いのかそうは思わない。あははと楽しんでヒマがつぶれるだけのようでもいいのでは。なんていうと作者に失礼だな。これはヒマつぶしではなく、青春小説としても出色だと思う。
 江戸時代後期、東海道は浜松あたりとおぼしき藩の筧新吾、花山太郎左、曽根仙之助の3人の若者をめぐっていろいろな事件が起こり、彼らの正義感からそれらに巻き込まれていって、それぞれが成長していくという話だ。ストーリーは他愛ないしそれぞれの事件は底が浅いけれど、藩内のお家騒動をめぐる一連の流れが根底にあって、全体の統一感を与えている。脇役としてでてくる登場人物もそれぞれ魅力的に書けていて悪くない。文章も達者だしなかなか読ませる。続編があるらしいのでぜひ読んでみたいと思う。
 今日のランニング。7.0 km/43min。今月の累計距離 97.1 km。

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