« 争奪戦 | トップページ | 4人 »

2011年9月28日 (水)

「彼女が死んだ夜」

★★☆☆☆。
 このところ当たりの本が続いたので、ここから少しハズレが続く。おもしろい本を読むとすぐにでも感想を書きたくなるけれど、そうでない本はつい後回しになる。こいつは、以前「くっだらない本」とtweetしたやつ。
 西澤保彦は前回作で買ってたんだけどこれはどうも。タック、タカチ、ボアン、ウサコという大学生4人組が事件に挑むというまあありそうな設定なんだけど、まずこの4人組がどうもいけ好かない。何がどうっていわれても説明できないが、読んでいて共感できないというか、ズレている。大学生とぼくとでは共感も何もあったものではないのは事実だけど、これを書いている著者だって似たような年代なのだから、やはり何かが根本的に噛みあってないのだろう。だからこの4人組の活躍が楽しく読める人はきっと違った評価になるのだと思う。ぼくはだめ。
 そしてまた、事件自体もその驚くべき真相も理解の外だ。あまりに身勝手すぎる。つくりに無理も多い。どんでん返しというかミステリ的な意外性は十分あると思うけれど、それ以前の問題なんだよな。所詮はつくりものなんだから何でもいいじゃん、というのがぼくのいつものスタンスなのだけれど、これは読んでいてずっと座り心地の悪いズレを感じ続けた。波長が合わないとでもいうのかな。作品の責任ではなく単なる読み手との相性なのかもしれない。

« 争奪戦 | トップページ | 4人 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

CLICK !

  • おもしろ有機化学ワールド



twitter

2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ