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2011年10月 4日 (火)

「愛しの座敷わらし」

★★★☆☆。
 荻原浩って前に読んだことあるなあ、映画化決定の笑えて泣ける家族小説か、とつい手にとってしまった。たまにはほのぼの家族小説で凝った肩をほぐすのもいいのかも。しかし軽かった。徹頭徹尾深刻さゼロ、ユーモアあふれる筆致は、「噂」じゃなくて「神様からひと言」の系列なんだろう。
 筋書きというほどのものはないが、都会から転勤で不便な郊外の旧い一軒家に引っ越してきた家族。田舎暮らしに張り切っているのは父親だけで、家族は不満たらたらというありがちなシチュエーション。その古屋敷に出没する謎の座敷わらしをめぐって騒動が持ち上がり、家族の絆が深まっていってめでたく住み慣れたと思いきや、再度の転勤で都会にもどる破目に、というストーリー。まあこういう小説はそもそもしかつめらしく評価するものではない。家族の醸し出す雰囲気を楽しめばいいんだよね。でも上下2冊もの長さがあるのにお手軽すぎないかなあ。水谷豊が出ようが出まいがさすがに映画観る気はしないけどなあ。
 でも「空気って読むもんじゃない。空気には字なんか一文字も書かれちゃいない。空気は吸うものだ」とか、そう言われれば気がラクになるようなやさしい言葉があちこちに散りばめられているのも事実。そのあたりが「元気をくれる」という所以なのだろう、と少しはほめておこう(笑)。

 今日のランニング。6.1 km/38 min。今月の累計距離 16.1 km。

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