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2011年11月27日 (日)

コーヒーサイフォン

 本を読んでいて飲み食いするシーンが出てくると気になる、いや腹が鳴る。よほど意地汚い性分なのだろう。たとえば佐藤雅美の時代もの。どのシリーズでも主人公は酒飲みで蕎麦屋や一杯飲み屋で蕎麦食ったり酒飲んだり。読んでいてうらやましい。「神様のカルテ」では御嶽荘や九兵衛で信州や各地の地酒がこれでもかというくらい出てくる。かと思えば「チーム・バチスタの栄光」では不定愁訴外来で田口がこだわりのサイフォン式コーヒーを楽しみ、「沸騰した湯がフラスコグラスをゆっくりのぼっていく光景」が語られる。
 蕎麦や地酒はともかく、コーヒーサイフォンなんてちょっと魅力あるなあ。レトロな雰囲気もいいし、なんたってガラス器具をアルコールランプで加熱しての熱水抽出。まさに化学実験そのもの。というわけでハリオのコーヒーサイフォンを購入。休日の朝にさっそく試してみた。いやあ楽しい。フラスコに半分以上液体をいれてはいけないのだがな、などとぶつくさ言いながら水を満たし、アルコールランプに点火。小学校の実験みたい。火力調節ができないのでこんな頼りなげな火力で湯が沸くのだろうかと待つことしばし、ふつふつと沸騰がはじまる頃あいにサイフォン上管をセット。内圧の上昇とともに湯がどんどん上がって行く。当たり前の物理現象なのに見ていてわくわくする。上部へ上がりきった後に1分間ボコボコ加熱を継続してから火を消す。今度は冷えて行くフラスコ内が陰圧になって浸漬液がフィルターを通ってゆっくり落ちてくる。うまくできているなあ。誰が考えたのだろう。
 二つのカップに注ぎ分けると立ち上る馥郁たる香気。ふだんより15分早起きして自分で手間暇かけて淹れたコーヒーの味は格別だ。だいいち見ていて楽しい。横でカミさんがいつまで続くかという顔で見ているけど(笑)。

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