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2011年11月12日 (土)

「モップの精は深夜に現れる」

★★★★☆。
 掃除人キリコってカバーには書いてあるけど、なんだよ掃除人って。かといって掃除婦じゃあんまりだし、しいていえば掃除ギャルか。まあ何でもいいけどそのキリコシリーズの第2作。これが前作以上の快調ぶり。こういう連作短篇はどうしても底が浅いしたいてい評価できないんだけれど、これは感心した。謎解きとかストーリー自体は大したことはないけれど、なんといってもキリコちゃんの魅力。それに尽きる。
 大介と結婚したキリコが仕事の魅力に辞められずに短期派遣であちこちの掃除に復活して以降というストーリー。なので大介の話は最終話以外はでてこない。短篇が4編。「悪い芽」、女性主体のキリコシリーズにしては珍しく栗山という中年会社員が主人公。まあ気持ちわかるよな。ぼくもキリコが職場の掃除してくれているんなら朝早く行くかも(笑)。「鍵のない扉」、くるみという名前に「素敵ですよ、簡単には割れないくらい強い殻があって、でも、地面に撒くと芽吹いて、いつかは大きな樹になるんだもの」と返す感性。ただものじゃないよね。そして最終話「君に会いたいと思うこと」。一応この本は全作ミステリ仕立てなんだけど、これはなあ。なんていう甘ちゃんなんだろう。ここで大介が登場して突然旅に出たキリコを探すというストーリー。だけど、これがいいんだよねぇ。「待つことは、別に苦しくない。きみが待てというなら、ぼくは何ヵ月でも何年でも待とう」。いやぁ、泣かせてくれる。もちろん最後は疑惑が氷解してのハッピーエンド。もちろん次作も読みますよ~。
 今日のランニング。21.2 km/144 min。今月の累計距離 42.2 km。

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