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2011年11月 8日 (火)

「探偵ガリレオ」

★★☆☆☆。
 今頃になってこんなの読んでるのとか言われそうだけど、しようがない。そしてはっきり読んだことを後悔している。あの東野圭吾センセイにこんな低評価をつけるなんていい度胸だぜ、しかも人気シリーズの探偵ガリレオにだ。そうはいってもなあ。事実感心しなかったのだからしょうがない。若き物理学者、湯川学を登場させて科学トリックに挑んだ意気は買うとしても、「常識を越えた謎に天才科学者が挑む」というキャッチコピーはどうかと思う。
 てっきり長篇なのだと思って買ったら五つの連作短篇だったというのはともかくだ。「燃える」、いやあありえないでしょ。「転写る」、どう考えても無理。「壊死る」、可能かもしれないけど非現実的。「爆ぜる」、自爆覚悟でないと絶対無理。「離脱る」、偶然過ぎるし不可能。なんて解題すると荒唐無稽ばかりが目立ってしまう。しょせんは作り物、ではあるけれどここまでやられるとアホらしいとしかいいようがない。科学を使うならもう少し科学らしく使ってほしい。当人にその素養があるかないかは知らないけれど、周りに理系のブレーンはいないのだろうか。
 誤解のないようにつけ加えれば、「容疑者Xの献身」には超絶感動したのでガリレオシリーズがダメというわけではない。でも本書は理系人にははっきりお薦めしません。

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