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2011年11月16日 (水)

「ソロモンの犬」

★★★★☆。
 読んだ本の話題がこれで今年ちょうど100エントリ目。昨年よりかなりペースが速い。今年たくさん読んでいるというわけではなく、ブログの話題に困って本ネタが増えたというのが真相だろう。ほぼ3日に1回は読んだ本の話を書いている勘定になる。芸域が狭いというかそもそも芸がないというか。
 青春ミステリ、なのかな。大学生4人が中心に物語が展開して行くからそうなんだろう。語り手である秋内は好男子だし、からんでくる京也、ひろ子、智佳もそこそこうまく書けている。共通の知り合いでもある小学生の男の子が突然通りに駆けだした飼い犬に引きずられて交通事故死するという事件が起こる。なぜ急に犬は駆けだしたのか。そこに何らかの作為があったのではないかという疑問をもった秋内が相談にいったことから大学の動物学者間宮が登場する。一見茫洋としている間宮は動物のいろいろな話のみならず、京也の不審な行動など人間観察にもたけていて、話が意外な方向にどんどん展開してゆき、最後は真犯人を突きとめて幕、という仕組み。人間関係にちょっと無理っぽいところもあるけれど、まあソツなくというかうまくできている。最後の、秋内が犯人の悪意によって自転車で事故る...、という大仕掛けもなかなか効いている。そもそもイントロの怪しげな喫茶店の場面がそこへつながっているという、あわわこれ以上は書いてはいけないな(笑)。
 前に読んだ「シャドウ」も感心したし、直木賞はダテではないというかこの作者なかなかただ者ではない。ただ、うまく言えないんだけど、ちょっと引っかかるところがないでもないのが☆ひとつついた理由だろうか。まあ、もう少し読んでみたいとは思う。
 今日のランニング。7.2 km/48 min。今月の累計距離 70.4 km。
 積った雪は消えたものの夜は寒く、今日はもうシューズ以外は真冬装備。あ~あこれから冬は長いな~(嘆)。

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