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2011年12月30日 (金)

「アルキメデスは手を汚さない」

★★☆☆☆。
 結構有名な作品でありながら未読だったもの。結論から言うとわざわざ読むほどの作品ではなかった。1973年の江戸川乱歩賞というから38年前。ぼくが大学にはいった年の作なのだから古めかしいのはどうしようもない。しかしねえ。古くても時代を越えて読み継がれる名作というものはあるのだから、古いのは理由にはならない。登場人物の会話や態度などがあまりにも大時代的というか不自然な小説調で現実離れしているのが大きなマイナス。いくらぼくの学生時代だってこれはないだろうよ。こういう文章を書く人ってときどきいるけれど、書いていてそれが自然だと思っているのだろうか。それともぼくの周りの人々が異端なのだろうか。
 文体はともかく、内容がまた内容だ。「若者の友情と反抗を描く伝説の青春ミステリ」といううたい文句の白々しさ。どこが青春ミステリなんだか。ストーリー展開も犯罪もあまりにお粗末。タイトルが伏線になっているっていってもねえ。繰り返すけど38年前当時いやもっと昔だってもっと素晴らしい作品はいっぱいあるから、時代のせいではない。乱歩賞選考委員の目は節穴だったとしか思えない。あ、一年の締めくくりにこんな駄作を選んだぼくの目こそが節穴か(笑)。
 今日のランニング。14.3 km/103 min。今月の累計距離 129.3 km。

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