将棋ソフト
米長永世棋聖がコンピュータ将棋ソフトと対局して完敗。そんなに驚くほどのニュースでもないと思うけど。対戦したボンクラーズというふざけたネーミング(けっしてぼんくらではなくボナンザ+クラスタの略なのだそうだけど)のソフトはコンピュータを並列に接続して1秒間に1800万手も読めるんだそうだ。さすがにビッグネームの元名人とはいえ68歳の退役棋士の敵ではなかろうよ。無限の変化などというけれど、限られたマス目で限られた駒を使うゲームである以上、無限などということはありえない。あとは詰みのない局面でいかに最善手を選択するかの序中盤の形勢判断のアルゴリズムだけの問題のように思う。まあ数値化しにくいそのあたりが難しいのだろうけれど。
渡辺竜王がボナンザに苦戦しながらも勝ったのがもう5年も前だ。人間も進歩するだろうけれど、コンピュータの世界のハードやソフトの5年間の進歩の比ではないだろう。そこへきて若手現役バリバリ第一人者の渡辺竜王と落日の米長永世棋聖の差ではもう結果は見えていた。後手番で2手目6二玉と指す陽動作戦をとったというが、正面から定跡形で勝負しては太刀打ちできないのを認めているようなものではないか。そんな姑息な手段を選択するところでもう負けてるだろう。
ただ、コンピュータが人間より強くなったからといって、棋士同士の対局の魅力が薄れることはまったくないと思う。人間同士が戦うところに計算外のハプニングも起こるし、奇手名手新手の生まれる余地もあるというものだろうし。
今日のランニング。14.7 km/90 min。今月の累計距離 104.5 km。
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