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2012年1月25日 (水)

「狐狸の恋」

★★★★☆。
 お鳥見女房シリーズ第4弾。もうカバー絵のことは言うまい(笑)。要は中身だ。相も変わらずではあるけれど、この生きにくい世の中に一陣の涼風が吹きぬけるかのような爽やかさ、温かさは健在。こんな憂き世は捨ててこの物語の中へはいってしまい、珠世や源太夫に交じって暮らしたいと思ってしまう。
 今回の8話の中ではやはり久太郎と恵以の「今ひとたび」だろう。いやあよかったよかった。他人事でもうれしい。そして、「日盛りの道」。花火に興じるシーンで珠世が久太郎、久之助、幸江、君江の子供時代に思いをはせる。子を育て上げた親ならではの感慨にうんうんとうなずいてしまう。こういう細かい人情の機微が物語の世界を豊かにし、共感を誘うところだろう。
 もう一組、似合いの久之助と綾もまとまりそうだし、こんなに何もかもうまくいっていいのだろうかと思わぬでもない。でも、時にはこういう順風満帆ホームドラマで心を癒されることも精神衛生上必要なのだと思うよ。

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