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2012年2月12日 (日)

「クリスマスに少女は還る」

★★★☆☆。
 評価高いんだよね、これ。帯に「驚愕と、それを凌ぐ感動」とあって期待して読んだんだけど、大して驚愕も感動もしなかった。ぼくがよほど鈍いのかズレているのか。
 少女二人の誘拐監禁事件。警察の捜査状況と監禁放置されている少女たちの必死の逃亡努力が交互に綴られてゆく。ありがちな手法だ。最後に意外な犯人が明らかになって、あわやのところで少女は救出される。めでたしめでたしなんだが、後日譚を読んでいて微妙な違和感が。あれ、と前の方を見返したりする。そこで、ああそういうことかいと仕かけられた大トリックに気づいて驚愕し、その意味するところに感動する。そういう寸法になっている。
 読みにくい。登場人物も多いしよけいな枝葉が多すぎる。捜査員だけで10人も人物表に載っていておぼえきれない。ストーリーとしては単純なんだけど、ぐいぐいと引き込んでいく何かが足りない。なのでつっかえつっかえしてしまう。結局最後まで波に乗れなかった。その結果、健気な少女たちの努力にも今ひとつ感情移入できず、最後の驚愕すべきところで、ああなるほどねで終わってしまう。乗れるか乗れないかは紙一重なんだろうけど、重要なポイントなんだよな。
 たぶん名作なんだと思う。ぼくの読み方というかアタマが悪いのだろう。ま、いいや、もっとおもしろい本はたくさんあるし(笑)。
 今日のランニング。13.6 km/94 min。今月の累計距離 59.0 km。

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