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2012年4月 5日 (木)

「たどりそこねた芭蕉の足跡」

★★★★☆。
 桑山十兵衛シリーズも7冊目か。よくも飽きずに読み続けているものだ。何度も同じことを書いているので耳タコだろうけれど、似たようなシリーズが複数あってそれをインターバルをおいて取っかえ引っかえ読んでいるので、新鮮味とまでは言わないにしても飽きがきにくいのかもしれぬ。
 例によって読みきりの短篇になっているが、川崎平右衛門という代官と手代の小川万蔵との確執というか因縁話が全編を通じて流れていて、それが最終編で意外な結末になる、というゆるやかな長篇ぽい仕掛けになっている。出てくる小悪党がいずれも抜けていて憎めないところもいつも通り。まあそれだけの話だけどいいんじゃないの(笑)。

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