江差線といっても
3年後にせまった北海道新幹線新青森~新函館(仮称)開業に伴う並行在来線江差線の第三セクター化に地元3市町村が合意、とのニュース。今頃何言ってんだかという感じだよな。ここのところの焦点は新函館~札幌間着工の条件となっているこっちの並行在来線函館本線の話だったのに。新函館まではどう考えたってもう開業は決定なのだから、そんなところの並行在来線経営分離問題が決着していなかったのかい、ということはありえないので内諾はしてあって問題は負担割合だったということなんだろうな。
北海道と函館市、北斗市、木古内町の負担割合が80:4.4:11.2:4.4なのだそうだ。しかし細かい端数がつくんだね。コンマ以下の争いだったのかも。なんのかんのいったって、貨物輸送がある以上はここの在来線をはずすわけにはいかないだろうから、JR(貨物だけど)だってやれやれと思っているに違いない。
ところで、ここで問題になっているのは沿線3市町なんていってることでもわかるように、江差線でも五稜郭~木古内間の話で、その先の木古内~江差は今回の合意には含まれていない。実は江差線は五稜郭~木古内より木古内~江差の方が距離が長いんだよね。ん、どうなってるのかなと記事をよく読むと、「江差線の木古内―江差間は、引き続きJRが運営する」とちらっと触れられていた。ええっ、としかいいようがない。根元の木古内までが三セク化されたら木古内から先は離れ小島になって宙に浮いてしまう。木古内駅はJR駅として残るにしてもJR列車は新幹線しか通らないのだし。五稜郭から三セク区間を回送して運行するのも無駄だし、やるとすれば線路は維持して列車運行は三セク会社に委託するという形だろうけど、大元区間ですら赤字必至の三セク会社がそんなことするはずがない。どう考えたって廃止という結論しか出てこないんだけど。みんなそう思って最終決定を先送りしているだけなんだな、きっと。
今日のランニング。7.2 km/43 min。今月の累計距離 200.4 km。
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