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2012年7月 9日 (月)

「戸村飯店青春100連発」

★★★★☆。
 瀬尾まいこは、時々ここにも登場する読書好き院生のオススメ読書リストにありながら、今まで未読だったもの。しかしこんなに大阪コテコテだとは知らなかった。
 ド大阪の庶民的中華飯屋戸村飯店の一歳違いの兄弟が主人公。対照的な性格の兄弟それぞれの視点での物語が交互に綴られる。舞台が大阪の下町なので、飯屋の常連客や近所の人をはじめ周りの登場人物がまあ絵に描いたように漫才チックでそれだけでおかしい。兄のヘイスケは高校を出て東京の専門学校へ進学し、そこで出会った友人や先生、バイト先のオーナーたちとの新たな日常がはじまり、残されたコウスケは相も変わらず地元の高校生活を謳歌すると。こういう筋書きを書いてもしょうがないんだなこの作品は。クールな二枚目っぽいヘイスケはヘイスケなりに、三枚目丸出しのコウスケはコウスケなりに、見かけとは違っていろいろと考えて生きており、やはり似たもの兄弟なんだよな、兄弟っていいよな、と思わせるあたりが瀬尾まいこ家族小説ワールドの魅力なのだろうか。ただそれだけという気もするけど、まいいか(笑)。

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