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2012年10月 1日 (月)

「翡翠の城」

★★★☆☆。
 桜井京介の事件簿も3冊目。いやあ相変わらず大時代的な設定というか、古き良き探偵小説を思わせる舞台装置。先代からの因縁のある旧い屋敷と入り組んだ系図の中の血族の争い。ここまでくると、これ今どきのミステリー?と心配になる。これで売れるんだろうか。
 狭い範囲のできごとなので、事件そのものや真相はアッと驚くほどのものではない。あくまでも郷愁さえ感じる雰囲気を楽しむべきものということかもしれないが、それにしてもひねりがなさすぎ。さすがにおどろおどろしい舞台装置だけではミステリとして弱いよな。今回は京介、蒼と深春のレギュラー陣に加えて留守をしていた神代教授が帰国して登場している。この教授のキャラもしかしもうちょっと何とかならんもんかね。早稲田大文学部教授ってこんななのか(笑)。

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