女性比率
ここのところSNS上でももちきりだったのが聖マリアンナ医科大学の入試差別問題。5点10点ならいいという問題ではないが、さすがに80点差には呆れる。そんなに男子受験生って点数低いのか。第三者委報告書が提出されてその赤裸々な実態をみると、驚いたことにハフィントンポストに引用されている表によれば、現役男子とその他女子では244点も差があるようにみえるのだが本当だろうか(そもそも「その他」というのがわからないが)。いずれにせよ、理由はどうあれ陰でコソコソとこんなことをやっていたのでは申し開きのしようがないだろう。以前他の大学で問題になったときにも思ったのだけれど、私学なんだし、しかるべき理由があると考えるなら、きちんと開示して男子枠、女子枠を分ければよいのでは。それで男女枠の差があるのが問題だと国が判断すれば補助金を減らすとかすればいい。実際に女子医大があるのだから、男子医大があったっていいはずだろうし、表向きの平等を装うことにどんな意味があるのだろう。
入試に限らず、わが国の女性の社会進出の遅れは目を覆うばかりで、いくらかけ声をかけたってこんなことがまかり通っているのでは話にもならない。制度を決める国会が爺さんばかりなのが諸悪の根源ともいえるので、せっかくの二院制なのだからどちらも地域割りにするのではなく、参院は年代性別の区割りにして、30代以下男性区、40代女性区などと分けてはどうだろう。定数は有権者数で案分比例すれば一票の格差なんてなくなるし。
そういえば、北大にも全研究者の中の女性研究者比率を2020年までに20%にするといういわゆるTriple Twenties計画があって、今年はその2020年だ。最初に聞いたときには20%とはずいぶん控え目な目標だなと思ったが、設定当時(2005)の数字は11%とかだったから、現実的に倍増を目標としたのだろう。さて達成できているのだろうか。
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