JTB時刻表2020.3月号
JTB時刻表3月号を入手。3月号は年に一度のダイヤ改正号なのでこれだけは毎年買ってはいるが、買っても昔ほど読むのに熱が入らない。ローカル線がどんどん廃止されてしまったうえに、残る幹線もダイヤがパターン化されて特急と普通しかなくなり、面白みに欠けるからだ。急行列車(死語)が縦横に走っていた頃は面白かったな、なんていうのは年寄りの繰り言だろうが。改正号自体も昔は指定券発売の都合で特別に改正日の一か月以前に先んじて発売されていたものだが、近年は通常号と同じ前月25日発売になって特別感が薄れてしまっているというのもある。
今年の3月14日改正の目玉はというと、巻頭記事によれば、のぞみのN700A化完了によるスピードアップ、サフィール踊り子デビュー、高輪ゲートウェイ駅開業、総武・中央線の早朝深夜運転系統変更、常磐線全線復旧、ということだ。まあ、常磐線はよくぞ再開に漕ぎつけた、線路付け替えした区間もあるし一度乗りに行きたいなあとと思うけど、その他はどうでもいいことばかりだ。お膝元のJR北海道はというと、快速エアポートの増発とか新型電気式気動車H100形導入とか、地味にネタはいろいろあるのだがちょっと整理しきれてないので詳しくはまた後日。
それよりももっとホットな全国的ネタを。この3月号は1月27日原稿〆切だそうだが、誌面にもう新型コロナウイルスの影響が。pp.916-939の国際線航空ダイヤの欄外に「新型コロナウイルスによる肺炎の対応に伴い、スケジュールが変更になることがあります。詳しくは各航空会社にお問合せください。」との注記がある。中国便の減便が実際にはいつから始まったか覚えてないが、これが月刊時刻表上の告知の最初であることは間違いないだろう。
かと思えば、巻頭のグラビアページには「クルーズのすべて」というるるぶMOOKの大々的フルカラー全頁広告が載っていたりする。ダイヤモンド・プリンセス号の横浜到着が2月3日だったから仕方ないこととはいえ、壮麗なクルーズ船の写真と「いまこそクルーズの旅へ」という惹句がタイムリーすぎてなんとも痛々しい。
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