駅の禁煙化
JR北海道のニュースリリース(pdf)によると3月14日のダイヤ改正日から隔離した喫煙室をもつ10駅を除くすべての駅構内を禁煙とし、ホームや駅舎横等に設置してある灰皿を撤去するとのこと。遅きに失した感はあるが、まあ一歩前進したとみていいだろう。そういえば、今日から大手私鉄で唯一残っていた近鉄特急の喫煙車が廃止されるし、同じ3月14日からはJR最後の牙城だった東海道・山陽新幹線からついに喫煙車が消える。いずれも4月から全面施行される改正健康増進法の定めに則ったものだろう。
しかしまだまだ問題も多い。わが家の最寄り駅であるあいの里教育大駅はもうしばらく前から完全禁煙になっているが、その前の分煙時代は駅の出入り口横に喫煙コーナーがあって灰皿が設置されていた。駅舎にはいるにはタバコを吸っている人の横をすり抜けてゆかねばならず、どこが分煙やねん!といつも思っていたものだ。その灰皿が撤去されて完全禁煙になったら問題は解決したかというとさにあらず。電車を降りて駅を出た人がタバコに火をつけて吸いながら歩き去る、という光景があたりまえのように繰り返されている。車内や駅舎内で吸えない分だけそこから解放されたときの喫煙機会が増えるのは当然だろう。札幌駅前など一部の路上喫煙禁止区域を除けば建物外は一切制限がないので、これは通勤駅ならどこでも見られる風景だ。後ろを歩く嫌煙者にしてみればたまったものではない。
法律では、公共施設は禁煙、その他は原則屋内禁煙とされて、受動喫煙対策が講じられたかのようにみえるが、実態はこういうことになっている。発想が逆なのだよな。禁煙区域を定めるという決め方では、いくら段階的に制限を厳しくしてもその他が野放しになるのであって、逆に喫煙可能区域(完全隔離喫煙室)を定めてそれ以外は屋外もすべて禁煙とすべきなのだ。国にそれを望むのは無理だろうけど、どこかの自治体で市(町村)域禁煙条例なんてのをつくったらどうかな。今の時代話題性十分だと思うけどな。
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