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そろそろゴールデンウィークの予定でも立てるかな、という気に今年はならない。あと1ヶ月で状況が落ち着くとはとても思えないし。そこへきてこんなニュース、「北海道新幹線 指定席の販売見合わせ」。いくらなんでも道新ニュースのこの見出しはひどいだろう。これではすべての列車の指定席が販売されないように見えてしまう。もちろんそんなことはなく、ゴールデンウィーク中に設定された上下あわせて15本の臨時列車の指定席販売を見合わせるという話だ。
COVID-19感染拡大による移動自粛の影響で、もともと低空飛行だった北海道新幹線の利用者も減少し、書き入れ時のはずのGWも臨時列車を運転する必要があるかどうかという状況なので、運休も視野に入れて指定席の事前販売を見合わせるとのこと。今年のGWは後半が5月2~6日の5連休でいつもなら行楽客で混雑するだろうが、今年に限ってはいたしかたない。
しかし、考えてみると臨時列車の運行計画は新型コロナ騒ぎの前から決まっているのに、それにしては全部で15本てのはいかにも少ない。1日15本ではなく全期間でたったの15本ということは平均1日3本しか設定されてないんだ。まあもともと定期列車が区間列車を除くと新函館北斗~東京間は1日10往復しかないのでそんなものなのか。ちなみに新青森~東京の列車は12往復あるので新青森~東京間は倍以上の22往復もあるというのに。
ぼくは北海道新幹線は3回しか乗ったことがないけれど、確かに函館~青森はガラガラで青森から客が増える印象がある。函館って青森に比べてそんなに集客力小さいんだろうか。人口でいうと同じくらい(函館25万、青森28万)だけど、片や県庁所在地で近隣人口も大きく違うだろうからな。東北新幹線も盛岡、八戸、新青森と暫定開業が続いたけどこんなに苦戦したことはない。JR北海道も札幌延伸での大逆転を期待したいところだろうけどそれとて10年後だ。それまで持ちこたえられるのだろうか。
今日は今年の庭仕事始め。庭の隅にはまだ雪が一部残っているが、ほぼ地面が顔を出している。気温はまだちょっと低く朝9時で4.2 ℃だったが、昨日までの強風が収まって日向で作業する分には寒さは感じない。昨年の庭仕事始めは4月10日だったからそれより2週間早い。2月にドカ雪が降ったとはいえやはりトータルでは少雪で、3月の気温も(たぶん)高かったことがわかる。
庭木の冬囲いをはずし、ガーデンテーブルとパラソルを設置し、外の蛇口を開栓して散水用ホースリールを接続し、物干しを設置し、裏口の扉を取付ける。クロッカスやチューリップの葉はすでに伸び始め、春の山野草の芽も顔を出している。ついこの間まで白一色だった庭が一気に生き返ったかのようだ。
外を走るとあいの里公園の周回コースはすでにほぼ全周雪が消えていて、こちらも昨年より2週間は早い。ウォーキングする人、犬の散歩する人はまだ冬の出で立ちだが、子供たちは元気に走り回っている。確かに春の到来を感じる。
今年の北オホーツク100kmマラソンの案内が届いた。2011年に始まったこのレース、今年は記念すべき第10回大会で、7月26日(日)に行われる。本来ならば東京オリンピックに重なる日程で、23日からの特別4連休の最終日にあたる日だ。
ぼくはこれまで7回出場して5回完走しているが、昨年は50キロでリタイアしているのでぜひともリベンジしたいところだが、ちょっとその週に予測のつかない用事がはいっているので今年はたぶん出られない。この大会は大好きで毎年楽しみにしているのに自分では出られないのでせめてもと宣伝しておくと、まずコースが素晴らしい。広大な北海道らしさという点では最高のロケーションだと思う。特に前半のコースの雄大さは北海道民にとっても圧巻で、道外在住者なら度肝を抜かれること請け合い。エサヌカの8キロ直線コースが有名だが、それを抜けてからのゆるやかな起伏の丘陵地帯の景観は美瑛の丘にも劣らない美しさ。オホーツク海岸から山あいにはいる後半ももちろん遜色ないのだが、いかんせんぼくには疲労困憊して周囲に気を配る余裕がないのが残念。
北海道のウルトラマラソンといえばサロマ湖100キロがあまりにも有名だけど、あちらは参加者も多いし制限時間も厳しいタフなレース。それに比べて北オホーツクはローカルな大会で参加者も少ないし、浜頓別町の町を挙げての応援とサポートでとても気持ちよく走れる。唯一難点があるとすればスタート地点にたどり着くまでが遠いということだ。札幌からでも浜頓別は遠いし不便。しかも町は小さく町内に宿泊施設が少ないので、宿をどうするかが大きな問題。もし参加を考えている人は、早めに大会HPのツアーページから申し込まれることをお勧めする。大会自体のエントリーは4月1日から6月29日までだが、800名の定員(100キロの部)が満員になったことはこれまでないので急がなくても大丈夫。
ぜひご参加をといいたいところだが、やはり気になるのはCOVID-19問題。同じ時期のオリンピックの延期が決まっていることだし、4ヶ月後とはいえどうなるか楽観を許さないかも。ただし、早期に感染が広がった北海道は現在のところ発生状況が落ち着いているし、何より会場のある宗谷管内は留萌管内とならんで北海道でもまだ感染者がゼロの地域なので、このまま推移すれば中止ということにはならない気がするが。そして付け加えれば、これは未確認情報だけど、この大会10回の区切りで打ち切りになるのではといううわさがある。参加者数が横ばいで町起こしにしても負担が大きいという話だ。真偽のほどは不明だし、こんなにすばらしい大会をなくしてしまうのは惜しい。なにより来年また出たいと思っているぼくが困る。だけど予断は許さないので、今年のチャンスをお見逃しなく、と背中を押しておこう(笑)。
2021年に延期。まあそうなるだろうな。ただし夏までにということだから来年の秋という選択肢はないようだ。延期するにはどうせ各方面と調整が必要になるのだから、この際猛暑の夏を避けて秋開催も考慮する余地はなかったのだろうか。某テレビ局の意向がどうのこうのと取りざたされているが、年内延期という案もあったくらいだから同じことだと思うけどな。
時期を早めて初夏にというのもありそうだけど、COVID-19の収束が見通せない以上はできるだけ遅い時期にしておくのがベターだろう。丸1年の延期ならスケジュール管理もスライドするだけなのでやりやすいだろうし。とはいえ、上で指示出すだけの人は「人類が新型コロナウイルス感染症に打ち勝った証として~」などと能天気なこといってるけど、現場の実行部隊の人たちはこれから大変だろうな。ほんとにご苦労さまとしかいいようがない。
ということで2021夏開催となって、やはりマラソンは札幌でやることになるのだな。被害が1年遅れるだけだ。大通ビヤガーデンは今年は通常開催できそうだけど(コロナ次第ではあるが)、北海道マラソンはじゃあ今年はやりますともいかないだろうから、2年連続中止となるのか。大迷惑だな。しかし世界ではCOVID-19でもう2万人近い人が命を落としているわけで、たかがローカルイベントがどうこうなんて言ってる場合ではないのも確か。なんとか来年にはすべて収まっていることを祈るばかりだ。
3月も下旬になって道路の雪もほとんど解けたので、夏靴での外走りを再開していたところだが、昨日今日と、晴れていると思ったらみるみる黒雲が湧いてきてバラバラとすごい勢いで霰や大粒の雨が降ったりと不安定な空模様が続き、やむなく室内でエアロバイクを漕いだ。
冬の間はだいたい16時台がバイクの時間で、ちょうど放送しているHBCラジオの夕刊おがわを聴きながら漕ぐことが多い。火曜日のコメンテーターは畏友の吉見宏さん(北大経済学研究院教授)なのでいつも楽しみにしている。吉見さんはパソコン通信niftyserveのFTRAIN時代からの知り合いで、当時はオフラインでもお付き合いいただいた。同じ大学にいても分野がまるで違うのでその後は疎遠になっていたが、退職後たまたまこの番組で声を聴いて懐かしく思い、それから冬限定だが火曜日はできるだけ聴くようにしている。専門の経済の話以外に、余技といっていいのか本業に近いような気がするが、都市交通や鉄道がらみの話題のときはコメントにも熱が入っておもしろかった。
今日もバイクを漕ぎながら楽しんで聴いていたら、この番組が今週で終了し、各コメンテーターの登場もおしまいとの告知があってびっくり。春の番組再編の時期なのだ。夕刊おがわ自体は、おがわ氏のオーバーアクション気味の相づちが鼻についたり、コメンテーターの分野が政経法に偏っていて毎日似たような話題の蒸し返しになり、自然科学系の記事紹介の手薄さが目を覆うほどなのが大きな不満だったし、なくなっても惜しいとは思わないけど、吉見さんのしゃべりが聴けなくなるのは残念だ。来シーズンは何を聴くかな。
ほとんどの大規模スポーツ大会が中止・延期されている中で、力士はもちろん関係者にひとりでも感染者が出たら即座に中止という覚悟ではじまった大相撲春場所が、無観客とはいえ予定通りすべての日程を終えた。よくぞ無事に終わった。八角理事長の最後の協会挨拶もまさに万感胸に迫ったようで言葉に詰まる場面があって、感動的だった。
今日の千秋楽ではいつもとは違って、最後の出世力士手打ち式と神送りの儀式までちゃんとテレビ中継されていておもしろかった。なるほど相撲というのは神事なのだと納得させられた。ぼくはもちろん初めて見たので、コロナ騒ぎがなければ知らないままでいたわけだ。こうやって普段とは違う角度で見直すことができるのなら、見せるプロスポーツとしてはこういうのもありなのかもしれないなと思わせる。
と、ライブで見てきたようなことを書いているが、実際は今日の相撲中継は終わりの方だけをNHKプラスで後から見たものだ。最近サービスが始まったNHKプラスはとても便利だ。見逃しても後から見られるし、なんといっても受信料払っていれば追加料金なしだし。紙媒体を購読していてもWebの有料記事には別料金を払わなければならない某全国新聞とは大違いだ。今夜のNHKスペシャル「“パンデミック”との闘い~感染拡大は封じ込められるか~」も後で見ようっと。
本年5月6日の運転を最後に廃止が決まっている札沼線非電化区間(北海道医療大学~新十津川)に臨時列車が運転されるようだ。JR北海道のwebページにはまだ告知されていないが、Twitterの記事によると、今のところ明らかになっているのは4月末までの予定で、4月11日~26日の間の土曜日・日曜日と4月29日、30日で、所定が浦臼行きの5427Dを9427Dとして新十津川まで延長、折り返しが浦臼発の5428Dを1時間ちょっと繰り下げの上、新十津川始発9428Dとして運転される。時刻は以下の通り。
所定
5427D 石狩当別11:45→12:44浦臼
5428D 浦臼13:19→14:22石狩当別
変更(4月11,12,18,19,25,26,29,30日)
9427D 石狩当別11:45→浦臼12:46→13:09新十津川
9428D 新十津川14:06→浦臼14:30→15:39石狩当別
5月分は未発表だが、たぶん最終日の5月6日までは運転されそう。廃止日が迫って、ゴールデンウイークには多くの人が集まるだろうだけど、気になるのはやはりCOVID-19の帰趨。札沼線については、すでに3月28日の「団体臨時列車「新十津川号」で行く新十津川町への旅」と4月4日、5日の「団体臨時列車 札沼線4町号に乗る当別町・月形町・浦臼町・新十津川町への旅」の2つのツアーの中止が発表になっている。もともと末端の浦臼~新十津川間は定期列車が1日1往復しかないので、上記臨時列車が取りやめになることはないと思うけど。ぼくは何度も乗ったことがあるし、コロナ騒ぎがなくても人混みは嫌いなのでおとなしくテレビで見ることにしよう。
今日は春分の日。太陽が春分点を通過する日。春分点は年に2回ある天の赤道と黄道の交点のひとつで、天の経度に相当する赤経あるいは黄経のいずれもがここを始点(それぞれ0時および0度)として起算される。すなわち1年の起点となる日だ。この日を1年の始まりの1月1日にしてもいいくらいだ(古代のローマ暦ではそうだったらしい)。こんな重要な日なので世界中でお祝いしてもよさそうだが、日本のようにこの日を祝日としているのは世界でも珍しいそうだ。
ここのところ例年春分の日すなわち彼岸の中日は墓参りの日で、長靴にスコップ持参で雪の下から墓石を掘り起こしに行ってるのだが、今年は春の嵐というほどではないが天気が良くないので日延べにした。気温が上昇したうえに断続的な雨で積雪深が昨日からの24時間で10センチ以上も減った。この勢いでは来週初めにはゼロになりそうだ。とはいえ少雪といいながら2月の降雪のおかげで、昨年の積雪深ゼロがちょうど3月20日だったのには及ばなかったな。
今日開幕予定だったプロ野球公式戦は延期、昨日からの予定だった選抜高校野球は中止、主要なイベントは中止のオンパレードだ。昨日はなんと大阪兵庫間の不要不急の移動自粛要請が出される始末。一方で兵庫県の反対隣の岡山県ではいまだに感染者ゼロが続いている。人の流動数は違うとはいえ、どれだけ意味あるのだろうと考えてしまう。話がどんどん逸れたが、物みな動き出す春はまだまだ遠いようで...。
今日の鈴木知事の記者会見で、緊急事態宣言は期限である明日で終了して、危機克服に向け闘っていく新たなステージへ移行するということだ。ただし、毎週末行われてきた緩和型の外出自粛要請は明後日からの3連休にも適用されるようだ。本来なら年度替わりの人出の多い時期で、特に北海道は長い冬が明けて外出意欲も高まろうという時期の3連休なのだが、まだまだ一気に撤廃というわけにはいかないのだろう。
今日は朝、大学の図書館に出向いて本の返却と借出しをしてきた。札幌駅は明らかに人が少なく、ちょうどこの頃千歳線の信号トラブルで快速エアポートが運休などダイヤが大幅に乱れていたことを後に知ったが、そうであれば改札前がごった返しているはずなのに、全然そういうこともなく気づかなかったほどだ。10時過ぎに駅にもどってきてそれにしても人出がないなと思っていたら、うっかりしたことにステラ、エスタ、パセオなどの商店街が営業時間短縮で11時開店なのだった。それは人がいないわけだ。おかげで買い物をしそこなった。
春休み期間でもあり、北大附属図書館本館もガラガラだ。一般市民も利用証を交付してもらえば貸し出しなどの利用ができるので、札幌市の図書館が長期休館していることだし、もっとこちらを利用すればいいのにとは思うが、残念ながら通常は開館している土曜日曜がコロナ対策で3月いっぱい臨時休館中では利用しずらいか。
北海道知事が2月28日に発出した緊急事態宣言は法的根拠はないにもかかわらず、北海道内のいろいろなイベントや施設に影響を与えている。その期限が明後日の19日に迫って、ここまでの状況変化を見極めて、さらに延長されるか緩和されるかが決まるという瀬戸際にきているが、なんとその帰趨をみるまえに一足早く札幌市は市営施設の休止の31日までの延長を決定した。
対象になるのは、NHKニュースwebによれば「▼円山動物園、▼時計台、▼札幌芸術の森美術館、▼モエレ沼公園のガラスのピラミッドなど、道内外から多くの観光客が訪れる施設と、▼豊平川さけの科学館、▼青少年科学館や、▼天文台などの社会教育施設、さらに▼各区の体育館や温水プールのほか、▼大倉山ジャンプ競技場や▼どうぎんカーリングスタジアムといった市内29か所の運動施設の一般開放も休止、また、▼図書館をはじめ、▼市民センターや区民センターにある図書室など市内に46ある図書施設も休館」とのこと
札幌市は政令指定都市なので北海道とは独立しているとはいえ、なんとも性急なことだ。おかげで2月末から貸出し待ちの本の入手が4月以降になってしまった。同じ19日まで休館になっている石狩市民図書館の方はまだアナウンスがない、というか道の方針待ちなんだろうな。というわけで明日は貴重な貸出し施設である北大図書館に行って来よう。
大分空港連絡のホーバークラフトが復活するかもしれないという素敵なニュース。それは素晴らしいと思ったものの、よく読んでみると大分県知事が、これから運航事業者を公募し2023年度運航開始の意向というだけで、具体的なことは何も決まっていないのだった。
以前、大分港と大分空港を結んでいたホーバークラフトは2009年に廃止になったのでもう10年以上前だ。ぼくは一度だけ乗ったことがある。2003年の秋に国東100キロマラソンを走りにはるばる大分まで出かけていったときだ。ちなみにこれが人生初ウルトラで、結果は80キロ時間切れリタイアだった。そのスタート/ゴール地点が住吉浜という別府湾に面したマリンリゾートで、大分空港からはバスで20分ほどの便利な場所だったのだが、ホーバークラフトに乗ってみたくて帰途はわざわざバスを乗り継いで杵築駅へ出てJRで大分へ行き、大分港からホーバークラフトで大分空港へ戻るというはるか遠回りルートをとった。ホーバークラフトのおもしろさは何といっても離岸着岸時だ。海上から直接地上の通路へズリズリズリズリと這い進んでいくところは乗っていても外からみてもおもしろい。
しかし、ホーバークラフトは世界的にもイギリスに1ヶ所残るだけだそうで、もう過去の乗り物というしかない。国外に製造している会社はあるので船体は輸入するとしても、もともとの運航会社は解散してしまっているので操船経験者や技術者は一から養成しなければならないとのこと。GoogleMapの航空写真で見ると、まだ空港ターミナルビル南側と大分川右岸のホーバー地上路の遺構は残っているので利用可能だとしても、果たして手を上げてくれる事業者はあらわれるのだろうか。しかも運賃が当時で2980円とバスの2倍近かったというし、時間短縮効果も直通バスが約1時間なのに対し、ぼくが乗ったときで大分駅10:19→バス→10:35大分港10:45→ホーバークラフト→11:10大分空港とトータルで約50分かかっているからそれほどの優位性はないだろう。計画が実現したとしても物珍しさで一時は利用客があっても、そのうちまた経営難ということにならなければいいけど。
東日本大震災以来9年ぶりにJR常磐線が今日から全線で運転開始。最後まで不通だった浪江~富岡間20.8キロが今日から開通したことによる。これで震災で被害を受けた鉄道がすべて何らかの形で復旧したことになる。被害を受けた東北地方太平洋岸の路線のうち、旧来通りにもどったのはJR八戸線、三陸鉄道線だけで、山田線末端区間は鉄路復旧の上三陸鉄道移管、大船渡線末端区間と気仙沼線はBRT化、石巻線、仙石線は駅や路線の移設とそれぞれ大きく変化した。そして常磐線。甚大な津波被害を受けた北部は線路移設の上復旧したものの、原発近傍を走る区間は復旧する日が来るのだろうかと思っていたが、なんとか9年という歳月を経て全線再開に漕ぎつけたわけだ。関係者、地元の人にとっては感慨深いものがあるだろう。
再開したとはいえ、浪江~富岡間にある双葉、大野、夜ノ森の3駅はいずれも帰宅困難区域中にあり、限定的に路線や駅周辺の除染を行った結果細々と鉄道が通れるようになったに過ぎない。近傍の特定復興再生拠点区域の避難指示解除にはまだ2,3年の時間がかかり、それとて元の居住域から比べればほんの一部に過ぎない。震災避難から10年もたって元の住民がはたしてどれだけもどってくるのか難しいところだと思うが、しかしやはり鉄道の力は大きいなと思う。北は原ノ町、相馬、南はいわきへと鉄路がつながって、仙台行き、品川行きの特急が走るのだから。
今回開通した区間は、夜行では遠い昔に急行「十和田」や特急「ゆうづる」で何度も通ったことがあるが、昼間に乗ったのはいわき駅がまだ平駅だったころに下りの客車列車(当然旧客で各停なのに車内販売でもりそばを売っていた)に乗ったのと、その後、仙台からの直通「ひたち」で通ったのと2回だけかもしれない。それとてもずいぶん昔のことだ。北部の駒ケ嶺~浜吉田間は線路が移設されて営業キロが変わっていることでもあるし、一度復旧区間全線を乗り直さなくてはな。
詰将棋パラダイスは詰将棋ばかりではなく、将棋の盤駒とルールを使ったパズルも載っている。そのひとつに毎月連載の推理将棋がありこれが結構面白いのだが、なじみのない人にはとっつきにくい感があるのでまた次の機会にということで、それとは別のパズルをひとつ紹介したい。将棋パズル雑談という年4回(2,5,8,11月)掲載のコーナーのバラエティに富んだパズルのひとつ。オリジナルはチェスのプルーフゲームというものらしいが、初期局面からある局面に至る手順を推理するもの。将棋のルールに従った手であればどんな手を使ってもかまわない。たとえば下図、駒を並べた初形から先後交互に指して14手目で図に至る手順を考えてみてほしい。一見簡単そうに見えるがやってみるとそう簡単ではないところがパズルたる所以。
年に一度のダイヤ改正を数日後にひかえたところで、JR北海道から新型コロナウイルスの影響による乗客減のための特急列車の減便・減車の予定が発表された(PDF資料)。すでに一部記事にしたように、快速エアポートの大幅増便や特急列車の車両更新など力の入ったダイヤ改正に水を差された格好になってしまい、経営難に直面しているJR北にとっては残念無念というところだろう。確かに前回の記事に付したスーパー北斗8号の写真を撮ったとき(3/4)も車内はガラガラだったし、もちろん日本国中というか世界中が同じような状況で、すでに大幅減便が続いている航空会社に比べればまだましかもしれないが。
さて、その減便の内容だが、当面は約1ヶ月の予定で、札幌~旭川の「カムイ・ライラック」が5往復、札幌~室蘭の「すずらん」が3往復、札幌~函館の「北斗」が2往復、札幌~帯広の「とかち」が2往復となっている。もともと本数の多い「カムイ・ライラック」は毎時00分の便は残して何本かある毎時30分の便を減らし、「北斗」で補完できる「すずらん」と「おおぞら」で補完できる「とかち」を減らし、さらに北海道新幹線開業時に増発した「北斗」を一部減便ということになる。もともと本数の少ない網走方面と稚内方面の維持はこれ以上減便しようがないのだろう。
どの列車を間引くかは利用実績や車両運用も関係してくるのだろうが、ちょっとどうかなというところもある。たとえば、函館~札幌間でいうと、函館発朝一番の北斗1号(札幌着9:50)と札幌発最終(20:00)の北斗24号が減便されたおかげで、函館から札幌日帰りの滞在時間が10時間10分から、北斗3号(11:28着)~北斗22号(18:10)の6時間42分に激減してしまっている。帯広~札幌も同様で朝一番と最終が減便されたことにより、札幌滞在時間が11時間36分から8時間52分に短縮された。都市間バスや飛行機も減便されているとはいえ、これが今後の利用減少につながらないといいのだけれど。
勢いが止まらない。
WHOのテドロス事務局長がCOVID-19の感染が100以上の国で10万人以上に広がっていることを受けて「パンデミックが非常に現実的になってきている」との見解を示したそうだ。そもそもパンデミックかそうでないかはどこで線を引くのかがよくわからないのだが、ジョンズ・ホプキンス大学のTracking Coronavirus COVID-19などをみると、もう事実上はパンデミックといっていいのではないだろうか。
各国の感染者数(3月10日時点)をみると、中国(80756)が断トツに多いのは別として、以下イタリア(9172)、韓国(7513)、イラン(7161)、フランス(1412)、スペイン(1231)、ドイツ(1224)、アメリカ(754)と続いて日本(530)は9位となっている。ところが死者数では中国(3121)、イタリア(463)、イラン(237)、韓国(54)、フランス(30)、スペイン(30)、アメリカ(26)、日本(9)の順となっている。
順位だけみると感染者数と死者は相関しているように見えるが、その比率は国によって大違いだ。感染者/死者比は、中国(25.9)、イタリア(19.8)、韓国(139.1)、イラン(30.2)、フランス(47.1)、スペイン(41.0)、アメリカ(29.0)、日本(58.9)となる。これはもちろん感染者数というのが検査数に依存しており、日本のように検査数が低く抑えられている国では公式の感染者数が実態を反映していないことが大きいことによる。
日本では潜在感染者数がもっと多いことを考えると、死者9人というのは世界的にみても非常に少ないと思う。なんだかんだ言って日本のCOVID-19対策は善戦しているといえるかもしれない。それに比べてイタリアの死者数の多さは異常だ。医療事情など国情が違うとはいえ、同じ病気でこんなに差が出るのは不思議。SARS-CoV-2というウイルスは一種類なんだろうかという気にさえなる。イタリア全土に移動制限が実施されたというし、これから注視すべきは日本やアジアよりヨーロッパなのでは。
名古屋ウィメンズマラソンの話の続き。といってもエリートランナーの部ではなく、中止になった一般ランナーの部。単に中止になって参加費は返しませんごめんなさいね、ということではなく、オンラインマラソンという代替策が行われている。もちろん本物の大会の代わりにはならないけれど、試みとしてはおもしろいと思った。
要は、大勢が集まって走るのが感染防御によくないのだから個別に走ればよいということで、オンラインアプリを利用して各自が適当なコースを42.195キロ走って記録を登録するというもの。今どきのスマホにはGPSが搭載されているからリアルタイムで移動距離を測定することができるし、実際に日常的なランニング量の管理にアプリを利用している人も多いだろうから、受け入れられやすいと思われるが、そういうツールを持たない人にはデータでの提出も可とされている。
これをできれば本来の大会のスタート時間に合わせて全国同時にスタートすればリアルタイムで順位もつくしおもしろいと思うけど、さすがにそこまで厳密ではなく、3月8日から5月31日までの期間に走ればいいということになっている。1/4ずつ4日に分けても可とか、もっとゆるく複数回に分けてトータル42.195キロになればいいなどのオプションもあるが、ここはやはり一度に走り切って記録を刻んでおきたいところだ。
マラソンはもともとレースによってコースはさまざまなので、拡大解釈すればみんなが同じコースを走る必要もないわけで、今の時代こういう大会が実際あってもいいんじゃないかな。大会にはみんなで走るからがんばれるという面があるので、ひとりで42.195キロ走るのは相当メンタル的にきついと思うけど。
そういえば、ランナーズ誌では昔オクトーバーマラソンというのをやっていた。10月1ヶ月でどれだけの距離を走ったかという申告制の大会で、各自走った距離を10日ごとにハガキに書いて送り、それを集計するというものだった。ハガキというのが時代を感じさせるが、今ならスマホでオンライン集計だろう。スマホアプリもいろいろあるようだし、似たようなのが実際にあるのかもしれないな。
東京オリンピックマラソン代表選考最後のレース、びわ湖毎日マラソンと名古屋ウィメンズマラソンが同日開催。国際女性デーだからというわけではないが、圧倒的注目は名古屋の方。優勝の一山麻緒選手、日本人一番手と前評判が高かったもののここまでの結果を出すとは。雨中のレースという悪条件の中、先頭集団からぶっちぎっての快走。最後までペースを落とさずに、オリンピック選考記録どころか、国内レース最高記録を17年ぶりに塗り変え、野口みずき、渋井陽子、高橋尚子、というそうそうたる名ランナーに続く日本歴代4位の大記録というのだから驚いた。マラソンの記録はコースや気象条件に左右されるし、加えて今回は新発売のナイキエアズームアルファフライネクスト%という強い味方があったとはいえ、プレッシャーのかかる大舞台での達成は立派。
だけど、瀬古プロジェクトリーダーがMGCを中心とする一発選考システムは大成功も大成功と言っていたが、まさにその通りだったな。男子はMGC3位と比較する標準記録が高すぎて破るのは難しいと思われていたのを、東京マラソンでその3位だった大迫選手が自らの手で日本記録更新という離れ業をやってのけ、女子は標準記録がそこそこだったので、十分に突破は可能と思われていた通りに、大阪で松田選手、そして名古屋でその上を行く一山選手と好記録を続出させて、代表入りを果たした。MGCで僅差の3位だった小原選手と大阪で記録突破した松田選手は残念だったけれど、そういうシステムなので仕方のないことだ。これまで何かと問題の多かった代表選考レースが好記録も相まって十分に盛り上がり、誰しも納得のいく結果になったといえるだろう。
さて、どんなに盛り上がったといってもここまでは所詮は国内予選であって、本番はこの夏のオリンピックなのだが、さてどうなるんだろうか、ほんとに。
詰将棋パラダイス3月号は2月29日に到着。結果稿は12月号の分だが詰将棋学校はお休みの月で、代わりに年末恒例の短編コンクール全50題の結果発表がある。短編コンクールは毎年12月号で行われるもので、7, 9, 11手詰のローテーションで今回は9手詰の回。短編とはいっても50題ともなるとどこに引っかかりや見落としがあるかもしれないし、解答の書き間違いということもあるので油断ならないが、今年はなんとか全題正解できた。
50題の順位付けは解答者が各題ABC評価をつけて、A3点、B2点、C1点として平均点を算出する。今回の最高点は2.92点、最低点は1.70点だった。意外と差がつくとみるか差がないとみるか見方によるだろうが、最高点は全Aより少し低く、最低点は全Bより少し低いと考えると、3段階評価にしては差が小さいように思う。評価する側の心理として、ABCの3段階だと標準をBとして、これはいいなと思ったのにAをつけ、これはちょっとというのにはCということになるが、AはともかくCは否定的な評価になるので心理的につけづらい。これはぼくだけではなく他の人も同様のようで、全体の採点集計をみてもCの数はとても少ない。全解答者125名のうちC評価の総計は手元計算で400個だから、平均して1人当たり50題中3.2個しかつけていないことになる。残りはAかBかになってその差は1点しかない。なので最高点と最低点の差は1点ちょっとしかないということになるのだろう。
この場合、2つの作品のAの個数が1個違いの僅差の場合、点数差は0.008点となる。つまり0.01点差はほぼ評価1個の違いしかない。評点をAにするかBにするか迷うことはよくあることなので、これはもう指運みたいなものだろう。実際には小数点以下3桁の位で順位が決まっているところもあって、たとえば次回のシード権争いにかかわるところで、15位(2.495)、16位(2.486)、17位(2.481)なんかは気の毒なくらいの僅差だ。詰パラには年1回の順位戦というコーナーもあって、そこでは順位が大きな意味をもつので例外的に5段階評価を取り入れている。短コンも順位争いのコンクールなのだから、5段階評価にしてもいいのではないかなと思ってしまう。
それはともかく、今回の上位作をみると順当な作品が並んでいるなという感じ。1位の45番山路大輔さん作は、なんでこんな簡素な配置でこの絶妙な手順が成立するのか感嘆するしかない。ただ、最近この手のバッテリ組直しはよくあるので、この作者なら59香から58馬の筋は予想の範囲で難しさはそれほどない。かえって2位の34番中村雅哉さん作の方が作意が見えにくい点で手こずった印象が強い。個人的なイチ押しは楽しさ文句なしの50番渡辺直史さん作。これが9位か、もっと上にいくと思ったけどな。詰将棋になじみのない人もぜひ解いてみて、アッと驚いてほしい。
時刻表2020.3ダイヤ改正号の話題、第3弾。その前に第2弾のエアポートの話の続き。まず、南千歳駅の着発ホーム入れ替えについては、すでにJR北海道のwebページに掲載されていた。予想通り。それから超ローカルな変化として、貴重な学園都市線直通のエアポート上下2本のうち夜の石狩当別行きが札幌で分割された。一度だけ乗ったことがあって札幌駅乗換えがないのはすごい便利だと思ったけど、さすがに1日1本ではなあ。待って乗るほどではないし。朝の1本が残ったのは不思議。
ここからが本題。特急の愛称名から「スーパー」冠が消えた。車種の更新が進んで区別する意味がなくなった、というより定期列車はそもそもスーパーの付かない「北斗」、「おおぞら」、「とかち」はなかったから単に簡略化したということだろう。JR東の「踊り子」からも消えたので、これで残るスーパーは西日本の中国筋の4種だけとなった。
さて、それでまた細かい話になるが特急の車種が一部変更になっている。JR北海道は長期計画で特急用気動車の更新を進めている。古い順に183系、281系、283系をゆくゆくは261系に統一する計画で、この改正では6往復ある283系の「おおぞら」のうち3往復が261系化される。261系は釧路へは初入線ということで、趣味筋では話題になっていた。
函館方面の「北斗」に2016年に初めて261系が投入されて以来、2018年までにそれまで残っていた183系をすべて置き換え、さらに昨年春の改正では281系を2往復置き換えて、「北斗」は今では261系9往復、281系3往復体制となっている。釧路方面では「とかち」が一足早く2013年にはすべて261系化されており、今回初めて「おおぞら」にも投入されたということになる。
うんうん順調に車両更新が進んでいるではないかと言いたいところだが、不思議なのが網走方面の「オホーツク・大雪」がいまだにすべて183系で運用されていることだ。2019春改正向けの261系増備のときも、いよいよオホーツク系統が置き換えられるのだなと思ってたら、空振りに終わり、今回の改正でいよいよと思ってたのにまたもや見送り。なんでだろう。車齢30年をゆうに越す183系はおろか281系よりも新しい283系(車齢20年)を先に置き換える理由がわからない。「オホーツク・大雪」はG車入りの4両編成で「とかち」と基本編成は同じだから予備編成を共通化すれば効率的な運用ができると思うけど。
ひとつ考えられるのは、石北線が全線単独では維持困難とされる輸送密度2000人未満の線区だということだ。道央と北網を結ぶ基幹路線だからまさか廃止されはしないだろうけど、新車投入などは後回しになっている、てことはないだろうな。それをいえば宗谷線はもっと状況悪いけど、稚内方面の「宗谷・サロベツ」が261系化されているのは宗谷本線高速化事業という別枠予算がある関係だが、石北線にはそれがない。いずれにせよ地元住民には関係ない話なので、よく北見・網走の人怒らないものだと思う。
などといいながら、実はぼくは82系の流れをくむ183系の貫通型先頭車がゲンコツ形の281/283/261系よりずっと好きなので、いつまでも元気に走り続けてほしいと思っているのだけど。
今日は雛祭り。気象庁の季節の区分けでは12,1,2の3ヶ月が冬とされているそうなので、めでたく今季の冬は終わったわけだ。
さて、記録的少雪といわれていたこの冬だが実際はどうだったかというと、札幌観測点の降雪量は下記の通り。
シーズン, 12月, 1月, 2月, 合計(cm)
2019-20, 54, 85, 195, 334
2018-19, 106, 125, 52, 283
2017-18, 102, 147, 78, 327
2016-17, 198, 106, 88, 392
2015-16, 101. 98, 113, 312
2014-15, 130, 127, 39, 296
2013-14, 101, 148, 118, 367
2012-13, 212, 125, 168, 505
2011-12, 106, 99, 81, 286
2010-11, 58, 172, 111, 341
平均*1, 117, 123, 104, 344
平年*2, 132, 173, 147, 452
*1 2010-2019の10年
*2 1981-2010の30年
データは気象庁webページより
平年値と比べると少ないのは明らかだが、直近10年の平均との比較でいうと、12月は46%、1月は69%と確かに少なかったが、なんと2月は187%とここ10年で最大の降雪量を記録した。3ヶ月の合計では10年平均の97%だから、まさに「帳尻が合った」という表現がぴったりだ。1月末にこのまま春になればなどと言っていたのがどんだけ能天気だったかがよくわかる。
さすがに3月になってもう大雪の心配はしなくていいだろう。あとは、例のなんとかいう新手の風邪の流行が1日も早く収まって、明るい春が訪れるのを願うばかりだ。
時刻表2020.3ダイヤ改正号の話題の続き。札幌圏では快速エアポートの増発と快速いしかりライナーの廃止という久々の大きな変化がある。時刻表誌面的にはこれまでは札幌~函館間一覧表示だったのが苫小牧で分割されて、千歳線列車が格段に見やすくなった。エアポートについては、時間帯によっては混雑していたから毎時4本から5本に増えたのは評価できるが、発車時刻が覚えにくくなった。
12分間隔というのは慣れないと厄介で、学会の講演時間がこのところ12分になったのでプログラムが毎時00,12,24,36,48分と正時から刻まれるのには慣れたが、午後の部が13:30開始とかになるともうわからなくなる。エアポートも札幌発の上りは00,12,24,36,48だが、新千歳空港発の下りが06,18,30,42,54とこの後者のタイプで難易度高い。
そのうえ、完全なネットダイヤではなく下りはぴったりだけど、上りは1-2分ずれていたりするので急ぎのときなどは要注意だし。たぶんこれは千歳線の列車容量の関係でしかたないのだろうな。
たとえば札幌発時刻(9-19時台)は、
09: 00 12 23 35 47
10: 00 12 23 36 47
11: 00 11 24 35 47
12: 00 12 24 36 47
13: 00 11 22 35 47
14: 00 11 23 35 47
15: 00 11 23 37 49
16: 00 11 23 35 49
17: 00 11 22 36 49
18: 00 13 24 37 49
19: 00 11 23 35 50
それはそうと、この増発によって上下のエアポートが昔のように南千歳駅で交換するようになった。昔はホーム入れ替えのうえ同時到着同時発車という軽業的なことをやっていたが、この改正では札幌行きが微妙に早く発車することが多いので、たぶん上下の着発番線を入れ替えるのだろう。苫小牧方面と乗換えが対面ではなく跨線橋連絡になってしまうが、しかたない。
あとは細かいところだけど、15分間隔が12分間隔になって、普通列車の追い抜きが増えた。これまでは上下とも北広島で追い抜くパターンだったが、改正後は上りは北広島で抜かれた普通電車が南千歳まで逃げ切れるものの、下りは札幌近くで前がつかえるせいか、北広島で抜かれた後、さらに白石で後続のエアポートに抜かれるケースが多い。
さて、先の話だけど23年にはファイターズのボールパークが開業する。今年はこれから北広島駅の改修が始まり、ボールパーク新駅が開業する27年度までは北広島がアクセス駅となるわけだが、エアポートを北広島通過させるわけにもいかないだろうし、空港利用客との棲み分けをどうするのだろうか。新千歳空港駅抜本改良という夢物語のような計画が実現するまでは、まだまだ千歳線ダイヤは苦労しそうだな。
大迫傑選手おめでとう。今日の東京マラソンはおもしろかった。マラソン中継は長いのでいつもはスタートと後半だけしか見ないのだが、今日は結局全部見てしまった。外出を控えろと言われてヒマだったし(最近はいつもヒマだけど)。
日本人選手に限っていうと、まさに大迫選手の一人舞台だったな。30キロ過ぎでちょっと遅れたけどそこから盛り返しての日本記録突破は見事。MGCでの3位という微妙な立場からもう一度モチベーションを上げて自力で内定の座を引き寄せた精神力はすごい。まだ選考レースとしては来週のびわ湖が残っているが、よほどのことがない限りここで決まりだろう。あのクールな大迫選手が感極まって言葉に詰まったインタビューに万感の思いがあらわれていた。
井上大仁選手は前半の飛ばしすぎがたたったな。というかあのペースメーカーは日本記録更新狙いには速すぎだ。優勝したレゲセ選手ですらペースメーカーが離れた30キロ以降はかなりペースを落としていたし。大迫選手に抜かれる頃はもういっぱいいっぱいという感じで、その後は粘る気力が残っていなかった。設楽悠太選手は最初から第2集団にいて、もし前が落ちてきたら出ようという作戦のようにみえたが、残念ながら大迫選手の頑張りでそういう展開にはならなかった。彼のMGCの走りからは井上選手のポジションをこそ取るべきだったのではという気がするけどな。まあ二度も失速したくはなかったのか。
いやあでもスポーツっていいな。昨夜の記者会見という名の茶番劇を見せられた後だけに、つくづく思う。こうなったら最高の舞台で走らせてあげたいと思うけど、さてどうなるんだろう。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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