特急減便
年に一度のダイヤ改正を数日後にひかえたところで、JR北海道から新型コロナウイルスの影響による乗客減のための特急列車の減便・減車の予定が発表された(PDF資料)。すでに一部記事にしたように、快速エアポートの大幅増便や特急列車の車両更新など力の入ったダイヤ改正に水を差された格好になってしまい、経営難に直面しているJR北にとっては残念無念というところだろう。確かに前回の記事に付したスーパー北斗8号の写真を撮ったとき(3/4)も車内はガラガラだったし、もちろん日本国中というか世界中が同じような状況で、すでに大幅減便が続いている航空会社に比べればまだましかもしれないが。
さて、その減便の内容だが、当面は約1ヶ月の予定で、札幌~旭川の「カムイ・ライラック」が5往復、札幌~室蘭の「すずらん」が3往復、札幌~函館の「北斗」が2往復、札幌~帯広の「とかち」が2往復となっている。もともと本数の多い「カムイ・ライラック」は毎時00分の便は残して何本かある毎時30分の便を減らし、「北斗」で補完できる「すずらん」と「おおぞら」で補完できる「とかち」を減らし、さらに北海道新幹線開業時に増発した「北斗」を一部減便ということになる。もともと本数の少ない網走方面と稚内方面の維持はこれ以上減便しようがないのだろう。
どの列車を間引くかは利用実績や車両運用も関係してくるのだろうが、ちょっとどうかなというところもある。たとえば、函館~札幌間でいうと、函館発朝一番の北斗1号(札幌着9:50)と札幌発最終(20:00)の北斗24号が減便されたおかげで、函館から札幌日帰りの滞在時間が10時間10分から、北斗3号(11:28着)~北斗22号(18:10)の6時間42分に激減してしまっている。帯広~札幌も同様で朝一番と最終が減便されたことにより、札幌滞在時間が11時間36分から8時間52分に短縮された。都市間バスや飛行機も減便されているとはいえ、これが今後の利用減少につながらないといいのだけれど。
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