快速エアポート2020.3
時刻表2020.3ダイヤ改正号の話題の続き。札幌圏では快速エアポートの増発と快速いしかりライナーの廃止という久々の大きな変化がある。時刻表誌面的にはこれまでは札幌~函館間一覧表示だったのが苫小牧で分割されて、千歳線列車が格段に見やすくなった。エアポートについては、時間帯によっては混雑していたから毎時4本から5本に増えたのは評価できるが、発車時刻が覚えにくくなった。
12分間隔というのは慣れないと厄介で、学会の講演時間がこのところ12分になったのでプログラムが毎時00,12,24,36,48分と正時から刻まれるのには慣れたが、午後の部が13:30開始とかになるともうわからなくなる。エアポートも札幌発の上りは00,12,24,36,48だが、新千歳空港発の下りが06,18,30,42,54とこの後者のタイプで難易度高い。
そのうえ、完全なネットダイヤではなく下りはぴったりだけど、上りは1-2分ずれていたりするので急ぎのときなどは要注意だし。たぶんこれは千歳線の列車容量の関係でしかたないのだろうな。
たとえば札幌発時刻(9-19時台)は、
09: 00 12 23 35 47
10: 00 12 23 36 47
11: 00 11 24 35 47
12: 00 12 24 36 47
13: 00 11 22 35 47
14: 00 11 23 35 47
15: 00 11 23 37 49
16: 00 11 23 35 49
17: 00 11 22 36 49
18: 00 13 24 37 49
19: 00 11 23 35 50
それはそうと、この増発によって上下のエアポートが昔のように南千歳駅で交換するようになった。昔はホーム入れ替えのうえ同時到着同時発車という軽業的なことをやっていたが、この改正では札幌行きが微妙に早く発車することが多いので、たぶん上下の着発番線を入れ替えるのだろう。苫小牧方面と乗換えが対面ではなく跨線橋連絡になってしまうが、しかたない。
あとは細かいところだけど、15分間隔が12分間隔になって、普通列車の追い抜きが増えた。これまでは上下とも北広島で追い抜くパターンだったが、改正後は上りは北広島で抜かれた普通電車が南千歳まで逃げ切れるものの、下りは札幌近くで前がつかえるせいか、北広島で抜かれた後、さらに白石で後続のエアポートに抜かれるケースが多い。
さて、先の話だけど23年にはファイターズのボールパークが開業する。今年はこれから北広島駅の改修が始まり、ボールパーク新駅が開業する27年度までは北広島がアクセス駅となるわけだが、エアポートを北広島通過させるわけにもいかないだろうし、空港利用客との棲み分けをどうするのだろうか。新千歳空港駅抜本改良という夢物語のような計画が実現するまでは、まだまだ千歳線ダイヤは苦労しそうだな。
« 大迫劇場 | トップページ | この冬の降雪量2019-20 »
「鉄道」カテゴリの記事
- 南小樽駅(2024.07.07)
- 小樽築港駅(2024.06.21)
- 朝里駅(2024.06.02)
- 銭函駅(2024.05.17)
- 新幹線函館駅乗入れ計画(2024.04.02)
コメント