四国遍路受難
ああやっぱりなと思わせるニュース。
四国八十八ヶ所霊場会では新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、各寺に納経所の閉鎖を要請した。目安は5月6日までで、対応は寺ごとの判断に委ねるとのことだが、すでに今週に入って納経所を閉鎖している寺もあり、そもそもお遍路の数が激減しているらしいので、今後の動向は予断を許さない(霊場会webページによると現在閉鎖が決まっているのは4,12,39,54,56,66,68,69,72,73,76番)。テレビのニュースでも、すでに閉鎖になっている54番延命寺で困惑しているフランス人のお遍路さんがインタビューされていた。
お遍路はそもそも各寺を巡礼して歩く旅であり、四国外からも多数が訪れるから、感染防止の観点からはもっともやってはいけないことのひとつだろう。全国に緊急事態宣言が発令された時点でこのような措置はやむをえないところだと思う。今年は閏年であり、逆打ち(88→1)するとご利益が3倍になると言われていて、通常よりお遍路の数が増える年にあたるので、興行的には痛手だろうな。
ぼくは、2014-2017の88ヶ所歩き遍路のあと、昨年は別格20ヶ所を回り終えたばかりだ。これが今年なら回れなかったところで、昨年行っておいてよかった。
大阪の四天王寺が聖徳太子の開創以来初めて閉鎖とか、法隆寺も拝観停止ということだけど、他の寺とか神社はどうなんだろう。寺社はそもそもいつでも開かれているべきもので、この時期だからこそお参りしたい人もいるだろうに。
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