廃止前は全列車全席指定席
しかしこれ前代未聞では。JR北海道ニュースリリースによると、札沼線北海道医療大学~新十津川間が5月6日をもって廃止されるのに合わせ、最後の5連休期間(5/2-6)は始発から終発まですべての列車を全席指定席として運行するのだという。廃止直前は連休でもあり全国から多くの人が集まって車内が混雑するのを見越し、COVID-19の感染防止のための苦肉の措置なのだろう。
それにしてもねえ。そもそも利用者が少ないための廃止でありしかも休日とはいえ、地元の利用客だっているだろうに、これでは地元客は乗れないではないか。なんせ廃止される区間の駅で指定券を売っている駅はひとつもないのだ。廃止に先立って一足早く4月1日から代替バスが運行開始しているので、もうそちらをご利用くださいということか。ということは、この区間は事実上5月1日をもって通常営業は終了し、その後5日間は特別イベント列車のみが走ると考えればいいのかもしれないな。それと、すべて列車名のない普通列車なのでどうやって列車を特定して指定券を発売するかも問題だ。すでに1ヶ月は切っているが今のところ発売方法については現在準備中で決まり次第お知らせするとしか書かれていない。なにか特別な売り方をするのかな。
それともうひとつ余計なお世話かもしれないが、営業最終列車となる石狩当別21:31発の列車は石狩月形に22:03に到着する。車両と乗務員はは折返し回送列車となって苗穂運転所までもどるのだが、たぶん満席の5両編成で到着したお客さんはそれからどうするのだろう。バスはすでに運行を終えているし、行き場がないのでは。折り返しの回送を営業運転すれば石狩当別からは札幌行きの終電には間に合うけれど、そんなアナウンスもないし、臨時バスでも出すのだろうか。いろいろと謎だ。
なお、上記は「2020年4月3日現在の計画であり、今後の新型コロナウイルス感染の状況等によっては、変更または運転を取り止める場合がございます。あらかじめご了承ください。」とのこと。ご注意を。
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