三等三角点「東篠路」
路傍の三角点探訪シリーズ第二弾。
わが家から次に近いのは学園都市線石狩川橋梁上手左岸にある三等三角点「東篠路」。ここも走ったり歩いたりでよくいくところなので、あそこらへんだなとすぐに思い浮かぶものの、三角点なんてあったんだという程度の認識しかない。とにかく行ってみよう。
踏査は2020年5月2日。入口はあいの里3条10丁目の角で、JRあいの里公園駅から線路沿いに右手(北東方向)に10分ほど歩いた突き当りだ。道路は石狩川堤防に突き当たって左に曲がるが、正面に水路を渡る小橋が架かっていて、渡った先から右方に踏み分け道が堤防上に続いている。車道に出るとすぐ右が学園都市線石狩川橋梁の取り付き部で道路はその下をくぐって上流方へ続いている。線路をくぐって堤防上へ上がったところが鳥の水掻きのような変形四差路になっていて、川とは反対側の右手の堤防下の草むらに三角点位置を示す黄色い三角の標識ポールが立っているのが見える。
地形図で見るとすぐにわかりそうな場所だが、実際に行ってみると三角点というのは単なる四角い石の出っ張りなので、草むらに埋もれていると発見は非常に難しい。なので一目瞭然のこの標識ポールはとてもありがたい。もちろんぼくのような物好きのための標識ではなく、測量者向けなのだろうけど。あとは草むらをわしわしと歩いてゆくだけ。堤防を降りきって平らになったあたりだ。
右上と左下がちょっと欠けているのが残念だが、正面に三等三角点と書かれている。上面右上に丸いICタグが埋め込まれている。ここの名称は「東篠路」で、これもちょっと違和感がある。住所としてはここは北区篠路町福移なのだが、昔は篠路から東方は大まかに東篠路だったのだろう。堤防上の道路は一般車両通行止めなので、下流の札幌大橋側には車止めがある。車で行くには南側の茨戸福移通りからちょうど三角点に向かって北上する脇道があり、堤防下の車止めのすぐ右手が三角点になる。
〇三等三角点「東篠路」
北緯 43°09′54″.6804
東経 141°25′18″.6723
標高(m) 5.10

入口の小橋(あいの里東橋)

堤防上の道に上がった右手が線路

JR鉄橋の上流側の4差路あたり

右手堤防下に標識ポールが見える

標石正面

標石上面、右上にICタグが埋まっている

黄色標識

標石位置からJR鉄橋を望む

南側からの取り付き道路終点から右手に標識ポールが見える

位置図(国土地理院地図(電子国土web))
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