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2020年6月18日 (木)

四等三角点「八幡西」

 踏査日は2020年5月31日。今回は好天につられて自転車で札幌大橋を渡って当別町へ。橋のたもとの石狩川文学碑からJR学園都市線をくぐって支流の当別川沿いに気持ちのよい堤防道路が通じており、車もほとんど来ないので恰好のランニングあるいはサイクリングコースとして愛用している。

 そこを通っていってもいいし、あるいはJR利用なら第5話「当別太」で紹介したように、石狩太美駅から337号線の道の駅とうべつまで南下した道をさらに直進するとこの堤防道路に突き当たる(A地点)。目的の三角点はこの対岸にあるが、橋がないのでちょっと迂回しなければならない。A地点を左折して当別川を右手に見ながら上流方向へ少し行くと赤い十九線橋のたもとに出る(B地点)。右折して橋を渡り切ったところで対岸の堤防道路へ右折する(C地点)。川に沿って今度は下流方向へ進むと道はゆるく左にカーブして前方に江別市環境クリーンセンターの建物が見えてくる。

 そのあたりで左手の堤防下の草むらをよくみると、白い河川境界標識が立っているのが見える。三角点はその直下だが、少し先へ進むと左手に分岐があり、鋭角にもどるように堤防から標識へ下りて行くわだちあとがあるのでそこをたどるとラク(D地点)。三角点は標識の堤防側から見て裏側すぐの根元にある。ここまで石狩太美駅からだと5キロちょっとの道のり。

 ここは札幌市側からは石狩川を渡った対岸なので当別町のように思えるが、近くに江別市の施設があることからわかるように、行政区画では江別市になる。堤防道路のD地点直前に市町界があり、江別市域の北東端に位置するこのあたりは八幡(やはた)地区なので、八幡西という点名になっている。

 四等三角点は三等以上とは違って、地図測量目的ではなく地籍調査用に新しく設けられたものなので、点の記によればここも昭和47(1972)年設置と割合新しいが、昭和63(1988)年移転となっていて、古い地図(1975)では少し東側にずれているのがわかる。

〇四等三角点「八幡西」
 北緯 43°09′42″.1238
 東経 141°27′01″.7994
 標高(m) 3.52

200618a
A地点、左側が道の駅方向、堤防道路を正面へ進む

200618b
B地点、右折して赤い十九線橋を渡る

200618c
C地点、右側から橋を渡ってきて正面の堤防道路へ右折

200618d
左前方に江別市環境クリーンセンターが見えてくる

200618e
目立つ河川境界標

200618f
D地点から鋭角に折り返すように下りるわだちがある

200618g
河川境界標の堤防とは反対側の根元すぐに標石

200618h
標石

200618i
位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

200618j
新旧地図比較(今昔マップ on the web)

 

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