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2020年7月23日 (木)

叡王戦

 たまたまabema将棋チャンネルをみたら、叡王戦第5局をやっていた。叡王戦ってついこの間やったばかりでは。しかも1日に2局も。今回が5局目ではあるが、持将棋が2局もあったために戦績は1勝1敗2持将棋となっていて、本来は7番勝負なのが9局目まで予定が延びているそうだ。
 コロナ騒ぎでタイトル戦が停止していたせいか、このところの過密状態はすごい。藤井新棋聖が誕生して棋聖戦が終わったものの、その藤井新棋聖と木村王位の王位戦がまだ進行中だし、間があいてうっかりしそうな豊島対渡辺の名人戦がまだ途中だ。調べてみたら次の第4局は7月27-28日だった。前回から1ヶ月も空いている。
 藤井七段の棋聖位奪取は出遅れてブログの記事にできなかったけど、ちゃんとabema中継を見ていた。たくさん報道されているのでぼくが付け加えることは何もないが、まあ強い、そして正確。最近のタイトル戦は名人戦なんかも必勝なのに終盤もつれる展開が散見されるけど、藤井さんは間違えないし。王位戦第2局の敗勢濃い局面からの逆転も鮮やかだった。自玉と相手玉の寄り具合の見切りの正確さのたまものだろう。
 ところで話は戻って叡王戦。8つある将棋のタイトル戦には序列があって、叡王は竜王、名人に次ぐ第3位だというからびっくり。てっきり新参だから8位だと思っていた。正しい序列は、竜王、名人、叡王、王位、王座、棋王、王将、棋聖の順だ(ぼくの予想は、名人、竜王、王将、王位、棋聖、棋王、王座、叡王、全然違うし)。序列がなんで決まるかというと単に賞金の順だそうで、なるほどねという感じ。さすがドワンゴ太っ腹。なので、竜王位と名人位をあわせ持つ豊島二冠が棋士最上位で、永瀬叡王が第2位、つまり今期叡王戦は棋士1位と2位の対決なのだ。
 現在の局面は68手目で豊島二冠の考慮中。AI予想では永瀬40-60豊島だけど、最近は80%くらいでも逆転するからあてにならないな。

200723
クルマ旅写真館さんによる写真ACからの写真

 

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