二等三角点「勇払」
「若草」の項に書いたように、苫小牧市内は地下埋設の四等三角点ばかりでおもしろみに欠けるので、少し足を延ばして日高本線の勇払駅へ行くことにした。ここには古くからの二等三角点「勇払」がある。
踏査日は2020年7月29日。無人の日高本線勇払駅を出て駅前(A地点)の道を左手へ進む。道は左にカーブしながらゆるやかな上りになり、左手の日高本線をオーバークロスで越えてくる道路と合してから下りになる。下ってすぐの交差点(B地点)を左折して民家の間を東進すると原野に行き当たる(C地点)。左手に迂回して日高本線の線路沿いに行くと、勇払1号公園に出る。三角点はその手前(北西)角にある。
公園とは名ばかりで廃公園といったほうがいいくらい全面に雑草が生い茂っている。トイレがあるが閉鎖されている。三角点も雑草の下で、草をかき分けるとかろうじて表面が見えてきた。公園内なのでわかりやすいだろうと思ったがさにあらず、GPSで位置を把握していないとわからないくらいだ。ここまで駅から約1 km。公園から南側の往還へ200 mくらい歩けばすぐに道南バスのバス停(勇払マリーナ入口)があり苫小牧方面へのバスが出ている(D地点)。
点の記によれば、設置は1910年と古く、1996年に再設置となっているが、旧位置とのずれ等の情報はないので不明だ。
〇二等三角点「勇払」
北緯 42°37′37″.9858
東経 141°44′10″.7215
標高(m) 2.20

日高本線勇払駅

駅前通りを左手へ進む(A地点)

道なりに上って下った先の交差点を左折(B地点)

家並みを進むと突き当たる(C地点)

左へ迂回して線路沿いを行くと荒れた勇払1号公園に行き当たる

北西角の三角点位置から来た道方向を見る(ちょうど前の写真の立て札の裏側)

埋もれかけた標石

公園から南側の往還に出てすぐの道南バス苫小牧方面バス停(D地点)

位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)
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