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2020年8月 6日 (木)

SAPPOROおみせ応援商品券

 なんともベタな名前の札幌市のプレミアム付き商品券。そういえばいつから売るんだったかなとぼーっと昨日夕方のニュース見てたら、本日から売り出しと取り上げられていた。おっそうか、と今日のんびり出かけて行ったら郵便局もスーパーもどこもすべて完売。みんな入口に完売しましたの貼り紙が掲示してあって、まさに門前払いだった。
 まあうちが特別のんびりしているので、ほかの人は虎視眈々と発売日を狙っていて、それっと買いに走ったのだろう。発行部数は50万冊で1人1冊限定だから、もともと札幌市民の4人に1人しか買えない計算だし、限定といってもチェックするわけではないので、あちこちで何冊も買うこともできる。不公平ということではなく、もともと消費者のためじゃなくてお店応援の券だから、誰が買うかは問題ではないのだろう。いずれにしても発売翌日にのこのこ出かける方がどうかしているわけだった。
 しかしなあ。買いそこなったから文句言うわけじゃないけど(笑)、これ意味あるんだろうか。1000円券12枚つづりを10000円で販売、プレミアム分の2000円は市が負担するわけだが、利用できる店舗をみてみると、大手デパートやスーパーから飲食店まで多種多彩にわたっている。しかも利用期限は11月5日だ。3ヶ月もあれば生活必需品に限ったってその間に1万円どころか何万円も買い物はするだろう。つまり、普通の買い物だけに使ったって絶対損のない商品券ということになる。そりゃ完売するよね。
 で、それを使ってスーパーで毎日の買い物をする。消費者は20%得をする。だけど小売者はどうせ売れるはずのものが売れるだけで、売り上げが伸びるわけではない。おみせ応援商品券のはずが消費者応援商品券になってしまって、ちっともお店のためにならない。しかも大手スーパー、コンビニやドラッグストアなどで普通に使えてしまうので、本当に苦しいであろう地場商店街や飲食店にまで恩恵がどれだけ渡るのかも疑問だ。
 ある程度の長期間何にでも使えるというのがよくないんだろうな。となると、Go To トラベルみたいな目的を限った施策の方が効果があるということなのか。しかしあっちはあっちでなあ。

 

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