四等三角点「材北南」
続いてこれまたわかりにくい名前の「材北南」。ざいほくみなみと読む。当別町市街地の北のはずれで駅から歩いても20分ほどなので、町役場のついでに訪れるには格好の場所にある。
踏査日は前稿の「東小川」と同じ2020年7月17日。町役場まではそちらを参照してほしい。駅から歩いて役場に至った道をそのまま役場内を突っ切って進むと北栄通に出るので(B地点)、ここを左折して北上する。この道はずっと直進すると青山から浜益方面へと続いている。町外れまで1キロちょっと歩くと左に曲がる農道があるのでそこを左折する(C地点)。曲がった先の標識には団体営農道整備事業・町道紫田農場線とある。そこから200 mほどの左側、畑の区切りの電柱の脇に排水桝があってその横に三角点の標石と杭が視認できる。
草むらであってもおかしくない場所だが、水路横のせいか草が刈られていてしかも除草剤を撒いたように褐変しているので見つけやすかった。標石の周囲はコンクリートで舗装されており、国土地理院の標示杭のほかに先端を赤く塗った工事測量用の白木の板杭も立っていて、材北南と記入してある。四等点にしてはいたれりつくせりだ。周囲は開けたところで北方には阿蘇岩山が望める(山頂には一等三角点があるが自衛隊のレーダー基地があり立入禁止)。
点の記には2000年設置となっているが、それより古い地図には西北西400 m弱の地点に三角点表記があり、ここが元の位置のようだ(図のマーカー位置)。当別町の北西部は材木川が流れ、材木沢という地名があるので、材木沢北部を材北とよび、その南に位置するので「材北南」となったのだろうか。
〇四等三角点「材北南」
北緯 43°14′00″.3092
東経 141°30′45″.2997
標高(m) 16.35

駅側の役場入口(A地点)

北栄通への出口(B地点)

左折した北栄通

農道への左折点(C地点)

曲がった先の農道

すぐ左手の排水桝の横に三角点がある

道路側からの全景

標石

道路との位置関係

北方に見える阿蘇岩山

位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

新旧地図比較(今昔マップ on the web)
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