三等三角点「平岸」
最初のうちは札幌北郊ばかり歩いていたが、気分を変えて今回は南へ下って平岸までやってきた。踏査日は2020年9月3日。地下鉄南北線を南平岸で下車。ここは平岸霊園最寄り駅で開業時からしばらくは霊園前という駅名だった。ぼくのような古い人間にはそのほうがしっくりくる。
駅前(A地点)を霊園とは反対側の西方向に進んで平岸街道との交差点を左折する(B地点)。街道は天神山の山すそに向かって上り坂になっていて、上り切ったあたりの右手に平岸天満宮の石段がある(C地点)。石段を上り鳥居をくぐると正面に小ぶりな社殿があり、その建物の左手に回り込むように裏側へいくと小高い丘の上に三角点がある。
周囲は雑草もなくわかりやすい。おなじみの表示杭があるが、残念ながら折れていて横たえられていた。天神山はほぼ一周する遊歩道があり、三角点の先を少し下るとその遊歩道に出られる。点の記ではそちら側から上るように書かれているが、徒歩なら天満宮から上ったほうがわかりやすい。
点の記には1968年設置となっているが、もちろん最初の設置はそれよりも古く、1950年の地図には現在地より南寄りの天神山山頂付近に記号がある(新旧地図マーカー位置)。標石の三等表記も右書きだ。なんらかの事情で1968年に移設再設置されたものと思う。ちなみに古い地図の鉄道記号は旧定山渓鉄道(跡地に地下鉄南北線がつくられた)で、地下鉄澄川駅のところに北茨木駅があった。
〇三等三角点「平岸」
北緯 43°01′21″.7988
東経 141°21′59″.1195
標高(m) 72.31

地下鉄南北線南平岸駅(A地点)

駅から西へ向かって平岸街道交差点(B地点)

平岸街道を南下して上り坂を登った右手に天満宮石段がある

社殿への石段を上る

小さな社殿

建物の左側、石油タンクの奥の丘が三角点位置

左側に回り込むと正面に表示杭が倒れているのがみえる

丘上の三角点

三角点位置から社殿側をみる

標石

位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

新旧地図比較(今昔マップ on the web)
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